曖昧さ回避
- 「南海11001系」とも表記。1954年に製造された南海初の高性能電車。1973年の直流600V→1500V昇圧に際し一部は廃車となったが、後期車の通称「11009系」のうち24両は特急「四国号」用として昇圧改造が行われ南海1000系(初代)となった。
南海11000系(1992年〜)
1992年に4両編成1本のみが東急車輛製造で製造された南海電気鉄道高野線向けの特急型電車。特急「サザン」用の10000系をベースにしているが、前面デザインが大幅に変更されており、側窓も連窓のみとなった。17m車のズームカーではなく20m車であるため高野線・橋本駅以南には入線できない。
期間ごとに南海高野線の特急「りんかん」、泉北高速鉄道直通の特急「泉北ライナー」の運用のどちらかを担当しているユーティリティープレイヤー。2017年8月のダイヤ改正以降は泉北ライナーを担当。
ちなみに、南海の車両の中でも外見の変遷が激しい。下手したら鉄道史上類を見ないレベル。
登場当初は10000系の現行塗装に準じたもの(初代)だったが、31000系の登場に伴い、同形式及び30000系に準じた塗装に変更(2代目)。さらに泉北ライナーが設定されたことにより、2代目塗装に金色の装飾を施したラッピングに変更(3代目)。冬季の車両点検もあり2代目と3代目の変化が激しく、泉北12000系の登場で2代目塗装に戻ったが、今度は泉北ライナーの増発で再び充当されたことにより、泉北12000系に準じたラッピングが施された。
30000系・31000系に予備車が無く、これらの車両が冬季に検査入場するため、これ以降は通常期(概ね3~12月)は「泉北ライナー」として、冬季(概ね1~2月)はラッピングを剥がして「りんかん」の代走に充当される(同時に12000系が「泉北ライナー」の代走に入る)運用サイクルとなっている。