概要
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いトリオ。
結成年は2016年で、お笑い第七世代に分類されるが、その中でも特に年齢が低く(全員が1996年度生まれ)、芸人としてはかなりの早咲き。第七世代の次の第八世代として扱われる場合もある。
ワタナベコメディスクールの22期生で結成、同期に丸山礼などがいる。
トリオ名の由来は、ワタナベコメディスクール時代絵や写真に対して一言答える「大喜利」の練習で、神龍の絵に対して「四千頭身」と後藤が答えたことから。
主に漫才を行う。
友達同士の会話のように、無邪気に脈絡のないボケを繰り広げる石橋と都築に対し、それぞれに後藤がツッコみつつ、グダグダなまま話がどんどん繋がっていくダウナー、ローテンションなネタが特徴。
「前半にボケを畳み掛けすぎてツッコミが追いつかなくなる」「漫才中に広告を挟む」など、漫才の構造そのものを捻った実験的なネタが多い。
「脱力系」と称される芸風だが、これはテレビ初出演となった『新しい波24』(フジテレビ)にてしりとりならぬ「頭取りゲーム」というネタを披露した際、たまたま後藤が体調不良であったためテンションが上がらず、それに反して大受けであったことから以降もこのスタイルとなっている(なお、この時後藤は心筋炎を発症しており、ネタ中に意識が遠ざかっていったため「神様が死ぬ前にテレビの仕事をくれたんだ」と思ったとのこと。収録後に1週間ほど入院している)。
M-1グランプリにおいては結成当初から参加しており、最高成績は準決勝進出(2019年)で敗者復活戦は3位であった。しかし、2021年からは3年連続で3回戦で敗退してしまうなど苦戦している。
同じ事務所のハナコとは、若手のトリオという共通点もあって親しい。
メンバー
- 都築拓紀(つづき ひろき)
1997年3月20生まれ 茨城県出身
よく喋るほうのボケ担当。おおむね坊主頭で、ボーダーのシャツと黒いジャケットをよく着ている。登場時に必ずゴリラのドラミングのように胸を叩く。
3人の中でもっとも明るい人物。
リアクションが大きいゆえかドッキリのターゲットにされることも多い。
趣味はファッションで、月に100万円以上つぎ込むこともある。プライベートでは古着系を主に着ているが、その尖ったセンスや普段の芸風も相まってあまり理解されておらず『アメトーーク!』の「オシャレしてると思われない芸人」企画に呼ばれたことがある。
- 後藤拓実(ごとう たくみ)
ツッコミ&ネタ作り担当。
ピンクのシャツをよく着ている。どことなく無国籍な風貌が特徴。
ネタにおいては基本的に元気がなく、二人のボケに対して宥めるようにツッコミを入れるのが特徴。四千頭身が「脱力系漫才」と評される要因にもなった存在だが、前述の通りこの脱力系スタイルは初めてテレビに出演した時に体調が悪かった為で、特に意図してやったものではないとのこと。
芸風に反してお笑いで売れることに対する熱意は強く、あえて身の丈に合わない豪華な生活をして追い込んでいくタイプであることを仄めかしている。しかし、2023年時点では収入が減ったためタワマンの家賃が払えず実家に戻ったとも発言している。
愛車は黒のアウディ。
宮下草薙をライバルと捉え、とくに草薙に嫉妬心を持つと公言するが、実際には仲が良い。
舞台女優の柚木亜里紗と交際していることを公言している。
- 石橋遼大(いしばし りょうだい)
1996年9月13日生まれ 東京都出身
喋らないほうのボケ担当。赤いネクタイと紺のシャツをよく着ている。
漫才中はほとんど喋らず、都築と後藤の二人だけで話が進む中ほったらかしにされることが多い。
というか、彼を放置する、あるいは都築と石橋だけで喋ってツッコミの後藤を置き去りにするなどしてシュールな空気を生むのが四千頭身の定番ネタだったりする。
3人の中ではマイペースかつポーカーフェイス気味で、漫才でも無軌道なボケを担当する事が多い。2022年からはサッカー部出身の体力自慢というキャラを生かして単独でテレビに出る機会が増え、ネタを考えている後藤より収入が多かったらしい。
一番わかりやすくハンサムな容姿をしていることから、女性ファンが多く、「バシガール」と呼ばれている。しかし、本人は中学時代友達に恋愛相談をバラされたことからトラウマになり、2024年時点でも「未経験」とのこと。
姉は、ケイダッシュステージ所属のオパッショ石の広田ハヤトと結婚している。元体操選手の村上茉愛は中学の同級生、女優の上白石萌音は高校の後輩にあたる。