概要
北海道亀田郡七飯町に所在する、JR北海道函館本線の駅。駅番号はH67。
大沼国定公園の最寄駅で、特急「北斗」は早朝・夜間の一部を除いて停車する。
歴史
1907年(明治40年)6月5日、北海道鉄道の大沼駅(初代)〜赤井川駅間に「大沼公園臨時乗降場」として開業した。同年7月1日に北海道鉄道が国有化されたが、同年12月21日に大沼公園臨時乗降場は閉鎖された。
1908年(明治41年)5月25日、「大沼公園仮停車場」として再開業。1909年(明治42年)10月12日に線路名称が制定され、函館本線の所属となった。
1920年(大正9年)6月15日に当仮停車場が「大沼仮停車場」、大沼駅(初代)が「軍川駅(いくさがわえき)」にそれぞれ改称。1924年(大正13年)11月10日に当仮停車場が駅に昇格し、「大沼駅(2代目)」となった。1964年(昭和39年)5月1日に当駅が「大沼公園駅」、同年6月1日に軍川駅が3代目「大沼駅(3代目)」にそれぞれ再改称され、現在の駅名になる。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化に伴いJR北海道の駅となる。
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅。北海道内の特急停車駅のうち、旅客乗降用のホーム・線路が一本しかないのは当駅と稚内駅のみである。
かつてはホームのない側線が1本あり、当駅発着列車の留置線として使用されていたが、2021年(令和3年)11月時点までに枕木も含めて撤去された。