概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。
天空の勇者の専用武具である「天空装備」の一つであり、『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅤ』のシナリオにおけるキーアイテムの一つ。
まさかの本家デザインがこちら。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅣ
かつては「バトランド王国」の王家が受け継いでいたが、国王の祖父の代に「ガーデンブルグ」の女王に送られ、以来ガーデンブルグの地下宝物庫に保管されている。
十字架盗難事件の濡れ衣を着せられた勇者一行が、真犯人である「盗賊バコタ」を倒し潔白を証明すると、女王から「さいごのかぎ」を渡されるとともに、「てんくうのたて」も持っていくように促される。
「天空への塔」に入るためには勇者が天空装備をすべて身に着けていることが条件となっており、シナリオ進行のためには「てんくうのたて」の入手が必須。
守備力+55、道具として使用すると「マホカンタ」の効果が発動する。勇者以外のメンバーも使用は可能で、本作の「マホカンタ」は術者本人にのみ効果が表れる。
守備力+60の「はぐれメタルのたて」はカジノの景品なので増産は可能だが、なぜか勇者には装備できないので、勇者にとっては「てんくうのたて」が最強装備となる。
リメイク後は呪文発動ではなくブレスのダメージを軽減する耐性効果に変更されている。
ドラゴンクエストⅤ
「サラボナ」の町に居を構える大富豪ルドマンが家宝として保有しており、娘であるフローラの夫となる者に継がせるとしているが、誰を花嫁に選んでも主人公の人柄に惚れ込んだルドマンが結婚祝いとして贈ってくれる。
グランバニア王子が参加するまでは誰にも装備できないが、前作と同じく「マホカンタ」の呪文発動は誰でもできるので、適宜活用していきたい。なお『ドラゴンクエストⅤ』のマホカンタは対象を任意に選べるが、「てんくうのたて」の使用によるマホカンタは使用者本人しか対象にできない。
守備力+60、ブレスのダメージを軽減する耐性効果も備えている。
「メタルキングのたて」は守備力+70でザキ・ラリホー・メダパニ・マヌーサ・マホトーンに耐性を持つが、入手手段が「ちいさなメダル」43枚との交換という極めて厳しいものとなっている。
ドラゴンクエストⅥ
「てんくうのたて」は登場しないが、主人公専用装備である「スフィーダのたて」が、後世に天空の盾と呼ばれるものと同一であるとする説が有力視されている(公式の明言はない)。