楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:野村陽一郎
編曲:野村陽一郎
概要
『好きというのはロックだぜ!』は、乃木坂46の30枚目シングルであり、センターは28thシングル『君に叱られた』でセンターを務めた賀喜遥香が自身2度目のセンターを務めた。
また、このシングルでは遅れて加入した4期生の弓木奈於が初選抜。2020年に加入した5人から初めて選抜入りを果たした。さらには2021年にスキャンダル疑惑で乃木坂界隈を騒がせた金川紗耶もその後のアンダー活動や外仕事が評価されたためか、初選抜入りを果たした。
曲調は、前作『Actually…』とは打って変わって、賀喜が以前センターを務めた28thシングル『君に叱られた』や9thシングル『夏のFree&Easy』、15thシングル『裸足でSummer』、21stシングル『ジコチューで行こう!』といったグループ歴代の夏曲、野村が以前作曲した日向坂46の楽曲『キュン』、『ドレミソラシド』のようなポップなものとなっており、歌詞も大切な人への『愛』の重要性を中心としたものとなっている。ちなみに、タイトルに「ロック」が入っているにもかかわらず歌詞に「ロック」という言葉は1つも入ってない。(メンバー数人の証言によると、「元々のタイトルはこんな感じではなく普通のタイトルだった」らしく、いつの間にかタイトルが変更になったとのこと。)
MVのメインダンスシーンは、新設されたばかりの羽田空港第2ターミナル国際線ロビーで行われた。(実は、当初砂浜での撮影を予定していたが天候不良により断念し、羽田空港第2ターミナル国際線ロビーに変更したという経緯がある。)
本作では、表題曲も含め収録曲の各MVは、特典映像としてのCDへの収録がなく、史上初の事態となっている。
オリコンチャートでは、初日売上43.5万枚(2022年8月30日付)を記録し、デーリーシングルランキング1位を獲得。2022年9月6日発表「オリコン週間シングルランキング」で初週売上57.7万枚を記録し、初登場1位を獲得した。女性アーティストで初週売上50万枚を突破するのは2022年度初であり、女性アーティストによる「シングル連続1位獲得作品数」が29作目となった。 Billboardでは、2022年8月29日 - 8月31日の集計で603,150枚を記録し、売上首位に立っている。また、フラゲ日の集計で542,558枚を売り上げて、フラゲ日でのハーフミリオン突破を「君に叱られた」以来2作ぶりに達成した。2022年9月7日公開の「Billboard Japan Top Singles Sales」では、初週72万0302枚を売り上げ、初登場1位を獲得。
MV
ヒット祈願
センターの賀喜遥香、そんな賀喜が大好きな推しメン・山下美月、選抜復帰の佐藤楓、初選抜の金川紗耶・弓木奈於が曲名のロックに掛けて神奈川県横須賀市にある鷹取山の巨大な一枚岩を1人15分以内に登るというもの。ほぼ垂直なので、ガイド曰く猛暑とメンバーの体力を考慮した上で15分以上は無理とのこと。
弓木がトップバッターだったが、失敗して涙する(このときギリギリまで粘ったがガイドに止められた)。その後、山下・金川・楓・賀喜は成功し、弓木もリベンジを志願し、無事成功させてロックの上から見られる絶景を見ることができた。
一方、本シングルを以って卒業する樋口日奈と和田まあやも人知れず、ヒット祈願の「祈願」に行っていた。まあやが「弓木が失敗しそう」など不穏な発言をしたり、天然(おバカ?)をここでも発揮したりとここでもまあや節全開であった。その後は5人に合流する。
このとき、スタジオでヒット祈願の様子を見ていた井上和や池田瑛紗は弓木の姿に心を撃たれていた。特に池田は「弓木さんが頑張る姿を見て、自分もヒット祈願をする機会に恵まれたら全力で挑みたい」と言った発言をする。すると設楽は「どうする?5期全員で富士山でも登る?」みたいにジョークを言い放つが、後日本当に実現した。詳しくはActually…にて。
なお、弓木と山下は高所恐怖症である。
関連タグ
僕は僕を好きになる:「一番嫌いなのは自分ってこと」という歌詞が本作の「世界で一番嫌いなのは僕だと」という歌詞と関連性があり、歌詞における主人公が「自己肯定感が低い人物」である点が共通している。だが、本作は歌詞の中に「僕は生まれ変わったんだ」というフレーズがあることから、一部のファンは「主人公である『僕』があの頃から生まれ変わって自分を好きになり、他人を好きになろうと成長している」点を踏まえて、本作を『僕は僕を好きになる』のアンサーソングと捉えている。