楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:youth case
編曲:石塚知生
概要
「君に叱られた」は、乃木坂46の28枚目シングルであり、2021年9月22日発売。センターは、4期生の賀喜遥香が初の表題曲センターを務めた。フロントは前作に引き続き、賀喜に加えて齋藤飛鳥・与田祐希・山下美月・遠藤さくらの計5人。
これまでは2期生が極端に少ない選抜が続いていたが、本作で鈴木絢音・北野日奈子が復帰したため、2期生の選抜率は60%(5人中3人)とそれなりの高さとなった。乃木坂ファン待望の賀喜センターということもあり、本作の選抜は高く評価されている。
作曲者であるyouth caseが以前作曲した4期生楽曲「I see…」と似たようなポップな曲調であり、振り付けの「王冠ダンス」も特徴的である。
オリコンチャートでは、初週53万5794枚を売り上げ、2021年10月4日付の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得した。これで同ランキング1位獲得は27作連続通算27作目となった。Billboard Japanでは、初週65万8176枚を売り上げ、2021年9月29日公開の「Billboard JAPAN Top Singles Sales」で初登場1位を獲得した。
本作で卒業した選抜皆勤賞の高山一実は選抜発表前の乃木坂配信中の生配信で卒業することを発表。そのときのサムネイルが「今回は重大発表があります」と書かれていたため、以降の生配信のサムネイルで「重大発表」の文字を見て卒業ではないかと危惧するファンもいるだろう。
なお、このシングル期間では高山に加えてアンダーセンターとなった寺田蘭世も乃木坂から旅立った。運営による高山の卒業告知では「高山一実に関しまして」というタイトルになっていたが、寺田の卒業告知では「寺田蘭世 卒業のお知らせ」というタイトルに変わっている。元々、「関しまして」というワードに怯える乃木坂ファンが非常に多く、変えてほしい、やめてほしいという声も少なからず挙がっていた。そんな声を運営が踏まえたためか、寺田の卒業告知からはストレートにメンバーの卒業を知らせるようになった。櫻坂46、日向坂46でも寺田が卒業発表した2021年9月17日以降に卒業したメンバーの運営からの卒業告知は皆「卒業のお知らせ」になっている。
本作より、ようやく4期生がアンダーに合流した。シングル初参加からアンダー合流までの期間は6作と3期生、後に加入する5期生と比較すると最も遅い。(これはコロナ禍による影響が大きいと思われる。)
仮に本作でもアンダー合流がなかった場合、アンダーメンバーが9人でSing Out!よりも少ないというあまりにも寂しいものになっていたので、(遅いとはいえ)よく合流させてくれた。
通常盤収録曲「他人のそら似」は当時グループに在籍していた全メンバーが参加している。振り付けには過去の表題曲の振り付けが取り入れられており、曲調的にもグループ10周年記念と言わんばかりの楽曲になっている。
4期生曲は「猫舌カモミールティー」であるが、「ノギザカスキッツ」内のコント「まゆたんは愛されたい」で新妻まゆたんの夫役のさらば青春の光森田哲矢からは「バケ猫センブリ茶」とボケられている。この曲のMVはナシ。
MV
ヒット祈願
センターの賀喜遥香、実はヒット祈願するのが初めてである新内眞衣・樋口日奈、初選抜の掛橋沙耶香に加えて前回ヒット祈願に参加できなかった筒井あやめが大がかりなドミノ倒しに挑戦。ドミノを倒したら「ありがとうございます~」と言うなどのルールを決めて挑戦。賀喜に掛けて牡蠣ドミノ、筒井の特技書道を活かしたドミノ、本作で卒業する高山一実の地元千葉県のマスコットキャラクターが浮かび上がるドミノなど遊び心が満載である。また、新内が賀喜と牡蠣を掛けたダジャレを言うと賀喜が「寒いです...」とバッサリ斬るシーンや樋口が並べたドミノをカメラマンさんが倒してスタジオでも怒るといったシーン、ドミノを大量に倒してしまって掛橋が涙するシーンが見受けられた。
途中では鈴木絢音、梅澤美波、田村真佑、遠藤さくらに加えて秋元真夏、齋藤飛鳥も合流。鈴木が普段、「神は存在するのか・・・?」と考えていてスタッフとの会話が続かず、秋元と齋藤の合流に対して「何かやらかしそうだな」と設楽が言うと、本当にやらかした。齋藤に関しては更にやらかしている。視聴者からは途中合流したものの図らずもドミノを倒してしまったことから「『水曜日のダウンタウン』のパンツェッタ・ジローラモみたい」と言われてしまった。(ジローラモの名誉のため端的に言っておくが、彼に関してはほぼ飼っている愛犬が原因である。飼い主の彼に責任がないとは言えないが。)
最後、全て並び終えていざドミノを倒す。途中、ドミノを倒すと全メンバーの旗が上がるという仕掛けのところで掛橋の旗だけが上がらないというハプニングが発生。しかし、スタッフが歩いた振動で時間遅れで上がった。これには当該部分を担当していた遠藤も一時慌てふためいていた。