「さすがのデビルマンもこの糸には手も足も出まい、まあゆっくりと殺してやる!」
概要
CV:神山卓三
第4話「魔将軍ザンニン」に登場。マントのような布を頭から被り、尻尾と触角を生やしたような姿の妖獣。蜘蛛の魔力を持ち、口から粘着性の糸を吐いたり、人に小さなクモを取り付かせ操る能力を持つ。口から吐き出す糸はデビルマンの動きを封じるほど強力だが、海水に浸かると粘着力を失い弱体化する。この他、人の姿に化けたり、全身から電撃を発することも可能。また、デビルビームを二回喰らっても死なないなど、かなり頑丈な肉体を持つ。
活躍
ゼノンより指揮を任された魔将軍ザンニンが使命し、彼と共に日本へやって来る。タレちゃんや女子高生、キャビンアテンダントなどに蜘蛛を取り付かせ、様々な事故を起こさせた。
それからアルフォンヌ先生にも取り付かせ、牧村美樹と校長先生を襲わせるが、美樹の悲鳴を聞き、駆け付けた不動明に防がれ、更に蜘蛛を見られてしまい気付かれる。
その後、単身自分の元に赴いた明に正体を見せ、対戦に入るが、デビルビームを受け、逃走。ザンニンのもとへ帰還するも、ゼノンの前で見得を切った自分に恥をかかせたと叱責され、再びデビルマンと戦い殺すよう命令される。
今度は警官を操ってトランプの中に忍ばせた蜘蛛のカードを美樹の両親に見せ、二人を操り美樹を殺害しようとするが、彼女の悲鳴を聞き駆け付けたデビルマンと再戦に入る。デビルマンを粘着性の糸で動きを封じ、海底で止めを刺そうとしたが、糸が海水に浸かったことで粘りがなくなり、脱出されてデビルビームを食らい、またも敗北した。それでも生き延びてザンニンのもとへ戻るが、一度ならず二度も失敗したことで激怒したザンニンに完全に見限られ、怪光線を浴びせられて灰となり、風に吹き消された。
漫画(冒険王)版
アニメ版同様に、蜘蛛を使って人間を操る。また、糸に包んだ人間を無数の蜘蛛に変えてしまう。最初はタレちゃんに蜘蛛を取り憑かせて明を襲い、失敗すると次は美樹を操って明を誘い出す。そして美樹に明を襲わせ、思うように手出しができない明を糸で縛って倒そうとするが、デビルマンに変身した明に蜘蛛を潰され失敗。美樹をさらって谷川岳に来るよう告げ、谷川岳にあるデーモン族の日本基地に帰還する。しかしデビルマンに基地の存在をバラしてしまった失態を魔将軍ザンニンから叱責され、何としてもデビルマンを殺すよう命じられる。その後、追ってきた明と再戦し、岩を投げつけて攻撃するが、デビルアイス(氷のバリア)で防がれ、最後はデビルアイ(目からの光線)で倒された。
余談
- 漫画(少年マガジン)版デビルマンにも、蜘蛛を人間に取り憑かせて操る能力を持ったデーモンが登場する。