「デーモン族広しといえど目くらましは俺が一番!」
概要
CV:今西正男
第22話「妖獣ムガール 幻影の魔術師」に登場。
蛸と人間を合わせたような姿をした妖獣で、肩から腕の代わりに複数の触手が生えている。
頭部に付いた吸盤状の穴から放射した光で幻影を見せる能力があり、これにより他人を惑わせたり、自在に人や物に化けたりすることもできる。
活躍
幻術を駆使して不動明に無実の罪を着せ、孤立させてから襲う作戦を展開する。
始めに、家族に気付かれないうちに牧村美樹を誘拐。次にポチ校長とアルフォンヌ先生に、明が美樹を襲う幻影を見せて警察に通報させる。
警察に追われる身となった明に、さらに幻影の橋や妖将軍ムザンを見せて惑わし、精神的に追い詰めていくが、事件の夜は曇っていたにもかかわらず「満月の夜に犯行を見た」というポチ校長たちの証言の矛盾や、「ムザンには姿を消す能力がなかったこと」などから、明に存在を感知される。
その後、今度は明に美樹の幻を何度も見せて明を負傷させつつ、本物の美樹がいるビルの屋上へと誘導。そこでも幻影を使って四人に分身し、デビルマンに変身した彼を惑わすが、デビルアイで本体の場所を見抜かれて直接対決する。多数の腕を振るい、美樹を追った際に負傷したデビルマンの左脚を狙って執拗に攻撃するが、その際、彼の流血が自分の目に入り、怯んだ隙にデビルビームを撃たれ、敗れた。
また、漫画『マジンガーエンジェル』にも登場しており、こちらでは都内で起きた「20人が失踪した事件」の謎を解くため、Dr.ヘルの飛行要塞ナバローン内に潜入したジュンとマリアを多数の腕を使い捕え、アニメ本編で見せた幻影等の技は使用しなかった。
余談
首から下の容姿は、漫画版に登場した女デーモンのテキスクと酷似している。ムガール自身の一人称は「俺」で、顔つきや声なども男性的だが、体つきには胸があるなど女性的なところがあり、テキスクのデザインが流用された名残の可能性がある。