概要
『真・女神転生デビルサマナー』で登場した種族「妖鬼」の悪魔で、解説ではタイ王国の伝承とされることもあったが、ネパールの仮面劇で演じられているインドラの乗騎であるという白象・プルキシである。
外見は金子一馬氏によって、仮面劇の衣装を元にした第三の目を持つ金色の象頭人という固有の姿でデザインされた。
種族の中では中堅レベルのLv37で呪殺に強く、破魔無効の特性を持つ。
スキルは衝撃系魔法「ザンマ」「バインドボイス」「大切断」であるが、トータルな能力は微妙な仲魔である。(下記の『真・女神転生』よりバインドボイスの効果も微妙であった)
実はこの悪魔は初登場ではなく、旧作においても違う名前と姿で登場していた。
他のシリーズでの扱い
女神転生
ファミコンで発売された初代において、「炎の腐海」のボス魔王セトの強力な物理攻撃を防ぐイベントアイテム「プルーシーのいななき」を落とす、青いユニコーンのような姿の中ボス「魔獣プルーシー」として登場。
この元ネタは一般にはあまり知られていなかったが、当時のATLUS社員の鈴木一也氏がアジアの伝承に詳しかったための抜擢であったと思われる。
リメイク作『旧約・女神転生』では、馬頭の魔人といった姿の「妖魔プルーシー」として登場している。
デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ
ガネーシャの色違いで「キ」と「シ」が逆の、黄色い象頭人「妖鬼プルシキ」として登場。
真・女神転生
同様にガネーシャの色違いで「妖鬼プルシキ」名義。「ザンマ」「バインドボイス」、回復魔法「ディアラマ」を持つ。
「特技」指定で行動させると敵複数を金縛りにする「バインドボイス」のみで行動するため安定した運用が出来、雑魚戦で頼れるNEWTRAL悪魔。
真・女神転生Ⅲ
『デビルサマナー』版の姿で初3DCG化。種族が「妖魔」に変わり、育てるとガネーシャに変化させることができる。
イケニエ合体で邪神を加えてプルキシを作成すると、イベントで合体解禁されていれば邪神ギリメカラが誕生する。
DDSAT
鬼族で、1と2では能力値やスキルが異なる。
魔神転生
「幻魔プルシキ」として登場し、電撃魔法ジオ系が得意。『魔神転生Ⅱ』では種族が「妖鬼」に戻り特技は「らいでん」である。
女神異聞録ペルソナ
「妖鬼プルシキ」名義。PSP版ではボスであるLv99のものがいる。
なお『ラストバイブルシリーズ』では、馬型のプルーシーと、象頭人のプルシキは別な悪魔として扱われている。