概要
2021年4月8日に学研が出版したスーパー戦隊の図鑑。
第1作である『秘密戦隊ゴレンジャー』から当時の最新作『機界戦隊ゼンカイジャー』までが収録されている。定価は3,300円+税。
ケースにはアカレンジャー、ケース裏にはエンジンオー、表紙にはデカマスター、裏表紙にはライブマン、背表紙にはタイムピンクが描かれている。
先に出版された『キン肉マン』の「超人図鑑」同様、「現実世界にスーパー戦隊が存在したら」というコンセプトで編集されている。(各メカの大きさ比べや各戦士のスペック比較等)
そのため、キャスト情報や放映リストといった、メタ的な情報は一切掲載されていない。
また、敵組織や怪人の情報も掲載の対象外となっている。
放映順ではなく、組織形態毎に分類されて掲載されている。
本書での分類定義
世界組織のスーパー戦隊
民間組織のスーパー戦隊
伝統組織のスーパー戦隊
古代組織のスーパー戦隊
超自然・異世界からのスーパー戦隊
宇宙由来のスーパー戦隊
テン・ゴーカイジャーにおいて
劇中の小道具として登場。冒頭で少年達が読んでおり、研究してスーパー戦隊ダービーコロッセオに賭ける為の必須アイテムとなっている。
※劇中世界では、老若男女に関係無く賭ける事ができるという設定であるが、映画の最後には「未成年者のギャンブルは法律で禁止されています」という注意喚起のクレジットがなされている。
評価
予約開始後わずか数時間で書店サイトでランキング1位に輝き、各所で品薄状態に。
発売後僅か3日で緊急増刷がかかり、同年7月には電子書籍版でも配信された。
第53回星雲賞のノンフィクション部門を受賞した。
余談
本書の編集を手掛けたのは、デザイナー・設定管理としてスーパー戦隊シリーズに携わる松井大と、学研の図鑑『キン肉マン』を手掛けた芳賀靖彦。芳賀氏は本書執筆のために『ゴレンジャー』の第1話から44作品全話を視聴したといい、TVシリーズ作品だけでも1話あたり30分、それを50話前後×44作品なので1回通して観るだけで1000時間以上はかかる計算となり、苦労が偲ばれる。