概要
兵庫県宝塚市梅野町にある阪急電鉄今津北線の駅(HK-28)。
隣の宝塚駅に先んじて、1971年に駅前再開発に合わせて高架化された。
宝塚歌劇団の拠点「宝塚大劇場」「宝塚バウホール」の物理的な最寄り駅で、当駅を降りてすぐ、武庫川にかかる宝塚大橋を渡るだけで到着する(向かって左側)。
反対に宝塚大橋より向かって右側には「ジョーシン」「BMW」「ベビーザらス」「宝塚ハウジングガーデン」、宝塚市立手塚治虫記念館と宝塚市立文化芸術センター、関西学院初等部がある。これらの大半は、阪急電鉄が運営していた遊園地「宝塚ファミリーランド」の跡地に建てられた。
かつては当駅近くに宝塚ホテルが立地していたが、2020年に宝塚駅近くに移転した。
駅構造
相対式2面2線。ホームは3階にある。
宝塚駅高架化工事の期間中には、当駅との間に仮線用地を確保できず、やむなく単線とせざるを得なかった。このため西宮北口方に両渡り線を儲け、工期により1号線または2号線を、折り返し専用ホーム、上下共用ホームと入れ替えて運用をおこない、当駅の折り返し用ホーム端(宝塚側)には車止めを設置。
またダイヤの面でも、昼間時間帯を除き、西宮北口駅〜当駅間の折り返し列車を設定して列車本数を間引きした。このとき、当駅行きは誤乗防止の観点から、幕車(6000系など)は青幕、サボ車(3000系など)は青サボが使われていた。
工事終了後は、当然のことながら両渡り線は撤去され現存しない。
利用状況
宝塚市統計書によると、2019年度の特定日における乗車人員は6,328人である。