「駄目……こっちに来ないで……階級が上の人を連れて来て!!
そうじゃないとみんな殺してしまう!!お願い……お願い!!」
CV:東城日沙子
概要
鬼殺隊の女性隊員。「那田蜘蛛山編」に登場。
村田ら十名の隊員で那田蜘蛛山に入るが、母蜘蛛の糸で操られた隊員は同士討ちを始める。彼女も何名かを手にかけてしまったらしく、現れた竈門炭治郎と嘴平伊之助に、涙ながらに助けを求めてきた。
操られている事により平常時よりはるかに強くなっている代わりに、骨が折れようと強制的に手足を動かされて悲鳴を上げる彼女を救うべく、炭治郎は樹上に放り投げて糸を絡ませる事で糸の操作を封じ込めた。だがそれによって苛立った母蜘蛛は、彼女を含め、操っていた隊員達の首を捻り折って殺害してしまう。
正に壊れて役立たずになった人形を捨てるがごとく、簡単に人の命を奪い去ったその非道の仕打ちに、炭治郎は静かに怒りの炎を燃え上がらせる。「行こう」と立ち上がる炭治郎の背中に漂う怒気は、その直前まで騒ぎ立てていた伊之助が気圧されて、「…そうだな」と大人しく返事する程のものであった。
余談
本編内では名前は出ず、単行本5巻のキメツ学園にて「尾崎」という名前がつけられた。
高等部2年山椒組学級委員長。テニス部所属。
リョナられて悲鳴を上げるポニーテールの美少女という事で、レギュラー入りするのではないかと期待した向きもあったが、上述の通り呆気なく無残な最期を遂げてしまう。加害者である母蜘蛛同様、その悲劇性により一部の二次創作界隈を賑わせているらしい。
アニメ版において、事後処理部隊の『隠(かくし)』の中に、彼女と中の人が同じ女性が出演。クレジットでは「隠」のみで、後藤や前田と違い、現時点では名前は判明していないが、おそらく見た目の特徴的に、原作で炭治郎が刀鍛冶の里に向かう際に最初に対面した隠と同一人物ではないかと考えられる。
そして、声に東城日沙子が再起用されたのは、尾崎を演じた際の彼女の演技がとても良かったからだと、舞台裏インタビューにて公開された。→AbemaTIMES