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快楽亭ブラック

かいらくていぶらっく

1.「美味しんぼ」に登場する外国人噺家。2.実在する落語家で2人おり、当代は2代目。
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アニメ『美味しんぼ』の登場人物編集

声優:青野武

概要編集

美味しんぼの登場キャラクター。本名はヘンリー・ジェームス・ブラック

豆腐研究の為にアメリカから来日した時に山岡士郎達と出会う。日本語を流暢に話すほどの語学力から落語家の快楽亭八笑から落語に誘われる。ブラック本人も落語に興味があったので承諾した。

その後は快楽亭八笑に弟子入りし、『快楽亭ブラック』っという芸名で落語家デビュー。

日本人女性の漫才師と結婚し長女を授かった。

関連タグ編集

美味しんぼ 落語



実在する落語家編集

共に外国にルーツを持つ落語家。

初代(1858年-1923年)編集

イギリスオーストラリア(当時)のアデレード生まれ。

イギリス国籍から帰化しており、本名ははじめヘンリー・ジェイムズ・ブラック(Henry James Black)、帰化後の日本名は石井 貌剌屈(いしい ぶらつく)。

多芸な芸人で当初は奇術師として舞台に上がり、のち講談師2代目松林伯圓門下として講談師に。

1884年(明治17年)には三遊亭圓朝・3代目三遊亭圓生らの属する三遊派に入り1891年(明治24年)3月より快楽亭ブラックを名乗る。

1903年(明治36年)に日本初のレコード録音の時は、積極的に親しい芸人を誘って落語や浪曲、かっぽれなど諸芸を録音円版に録音、明治の名人たちの貴重な肉声が残された。


2代(1952年- )編集

東京都町田市出身、本名・福田秀文。

厚木基地所属・在日米軍兵士の父を持つハーフだが、父は朝鮮戦争出兵時に船中にて病死。また英語はできない。

1969年2月 立川談志に入門。前座名・立川ワシントン

1度は破門、桂三枝(現:6代桂文枝)門下に1972年~1979年までいた。この時3度改名

1979年 談志門下に戻ると同年11月、立川談トンと改名と共に二ツ目昇進。

同年、立川カメレオンと改名。談志より「志ん生の改名記録(18回)を抜け!」という命令で1992年9月に2代目快楽亭ブラックを襲名し真打昇進するまで通算17回改名

2005年6月、落語立川流を自主退会。

同年、心筋梗塞及び急性大動脈乖離(解離性大動脈瘤) により緊急入院、手術

2011年、名古屋の大須演芸場を拠点に2014年に閉場するまで拠点にした後、東京で再活動。

2020年10月、元弟子とのトラブルで裁判沙汰となったことをきっかけに、被告福田を襲名。これは自主公演限定の高座名で、2021年に快楽亭ブラックに戻した。

なお、この再改名によって志ん生の改名記録に並んでいる(志ん生の記録には3代目志ん馬への改名・再改名が合計3回含まれているため、再びブラックを名乗ることも改名回数に入ると考えられる)。

演目のジャンルは古典落語、新作落語を問わず多岐にわたり、「放送禁止ネタ」や上方落語を口演することもある。

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