概要
アメリカ海軍が建造したアイオワ級戦艦3番艦。日本の降伏文書調印式の会場となった。艦名はミズーリ州に由来する。
艦歴
1941年1月6日起工、1944年1月29日進水、6月11日就役。
1945年1月13日、ウルシー泊地に到着。第58任務部隊(司令官:マーク・ミッチャー海軍中将)に合流。日本各地で艦砲射撃を行う。
4月11日、日本海軍の特攻機1機が右舷甲板に突入した。損傷は軽微。
5月18日、グアム島でアメリカ第3艦隊(司令官:ウィリアム・フレデリック・ハルゼー・ジュニア海軍大将)の旗艦となる。
8月15日、日本がポツダム宣言を受諾し無条件降伏。
9月2日、東京湾に停泊するミズーリの甲板上で日本の降伏文書調印式が行われた。
1950年1月17日、オーバーホールを終えてハンプトン・ローズを出港して訓練水域に向かう途中、座礁。退役の準備が進められたが、ミズーリ州出身のトルーマン大統領が大統領命令を発令して現役続行となる。
6月25日、朝鮮戦争勃発。
9月15日、三陟を砲撃し、仁川上陸を支援した。その後も朝鮮各地で艦砲射撃を行う。
1955年2月26日、退役。ブレマートン港に係留され、観光名所となった。
1984年、ジョン・F・リーマン海軍長官の600隻艦隊構想を受け、再就役が決定。
1986年5月10日、再就役。CIWSなど最新鋭の兵装が増設された。
1990年8月2日、イラク軍がクウェートを侵攻。湾岸戦争が始まる。
1991年1月、ペルシャ湾に到着。戦争中はトマホークミサイル28発を発射。艦砲射撃を行う。イラク軍は沿岸部に防衛戦力を集結させたため、多国籍軍の急襲によってクウェートから叩き出され、勝利に貢献できた。
1992年3月31日、退役。
現在はハワイの真珠湾で博物館としてアリゾナの傍に配置されている。
最後の戦艦?
最後に退役したため「最後の戦艦」と呼ばれるが、軍艦の本当の最後は「除籍」なので、2006年3月17日に除籍したアイオワとウィスコンシンが最後の戦艦。
→ 詳細はwikipedia:ミズーリ_(戦艦)を参照。
フィクション作品における戦艦「ミズーリ」
『沈黙の戦艦』『バトルシップ』『メタルギアソリッド4』『BattleshipGirl_鋼鉄少女』など、出演作が多い。
姉艦のアイオワが艦これ改にて先行実装、のちにブラウザ版でも2016春イベントにて実装されたため、ミズーリの実装にも期待が掛かっている。だが、ラスボスの座する場所と、実在の戦艦ミズーリが安置されている場所が一致しており、姉・アイオワの入手が阿鼻叫喚だったことを考えると…
擬人化キャラクター
戦艦少女Rでは、大陸版では2016年11月、日本版では2017年4月に実装された。最後の戦艦の名にふさわしい性能と資材消費量、レア度を誇る。タグ:ミズーリ(戦艦少女)、密蘇里及び密苏里も参照。
『最終戦艦withラブリーガールズ』では、各地域版ともリリース当初から登場している。タグ:ミズーリ(最ラブ)を参照。