概要
東京都世田谷区代田五丁目にある、京王電鉄井の頭線の駅(IN06)。
当駅は所在地の代田地区とその向かいの羽根木地区との境目にあるが、地形的に「谷(やつ)」と呼ばれている低地を通るため、開業当初から現在の環七通りとは立体交差になっている。
駅舎は環七通りの内回り沿いに設けられ、駅舎の北側に隣り合うようにしてバス停がある。現在は高円寺陸橋を経て新宿駅へ向かう都バス【宿91】、環七通りを直進して大森駅へ向かう東急バス【森91】が発着し、いずれも当駅が終点だが、1984年までは新宿駅〜新代田駅〜大森駅を直通運転していたほか、東急バスが当駅以北から撤退したあとも、都バスには2012年度末までは世田谷区と目黒区の境にある駒沢陸橋まで、当駅を跨ぐ便があった。
ちなみに都バスの世田谷区乗り入れはここと代田橋までの間のみとなっており、区内の都バスの停留所は4ヶ所と、乗り入れ自治体の中では埼玉県飯能市の2ヶ所に次いで少ない。
乗換には適していないが、環七通りの南方の小田急小田原線世田谷代田駅まで歩いて行ける距離にはある。この世田谷代田駅との間には、共に戦時中は大東急の一員だった小田原線と軌間が同じ1,067mmであることを利用し、戦後の一時期、(戦災による)車両不足を補うため、連絡線が敷かれていたことがあった。ただし現在はその痕跡すらない。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。一見、地下駅に見えなくもないが、同じく環七通りの真下を通る東急池上線の長原駅とは異なり、地下駅とはなっていない(長原駅は戦後に地下化された)。
各停のみが停車する。
利用状況
2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は6,537人である。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 8,556人 |
2009年(平成21年)度 | 8,526人 |
2010年(平成22年)度 | 8,317人 |
2011年(平成23年)度 | 8,288人 |
2012年(平成24年)度 | 8,507人 |
2013年(平成25年)度 | 8,859人 |
2014年(平成26年)度 | 9,255人 |
2015年(平成27年)度 | 9,589人 |
2016年(平成28年)度 | 9,849人 |
2017年(平成29年)度 | 9,835人 |
2018年(平成30年)度 | 9,814人 |
2019年(令和元年)度 | 9,619人 |
2020年(令和2年)度 | 6,537人 |