概要
江戸時代に整備された五街道(東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道)の一つ。
日光には東照大権現と崇められた徳川家康の墓があり、家康が日光東照宮に改葬された元和3年(1617)に、歴代将軍や諸大名の社参の道として整備された。
起点は江戸日本橋で宇都宮までは奥州街道と重なり、終点は日光の鉢石宿までの21宿で142.8キロメートル(36里)の道のりとなる。
現在も今市(日光市)付近に残る全長37キロメートルの杉並木は有名。「日光杉並木街道」として国の特別天然記念物、かつ特別史跡に指定されている。
行程
起点:日本橋
→草加宿→越ヶ谷宿→粕壁宿→杉戸宿→幸手宿→栗橋宿(埼玉県)
→野木宿→間々田宿→小山宿→新田宿→小金井宿→石橋宿→雀宮宿→宇都宮宿→徳次郎宿→大沢宿→今市宿→鉢石宿(栃木県)
終点:日光坊中