曖昧さ回避
概要
東京都新宿区北部に位置する地域。古くは稲作が中心の農村だったとされ、「早稲田」の地名もこの稲作に由来するもの(最も早く稲作や収穫を行う田の事)である。
1882年に大隈重信によって東京専門学校(現在の早稲田大学)が開学して以降は現在に至るまで学生街として栄える事になる。
のため、このエリアの人通りは大学の学期内と休業期間中とで大きく変わる傾向にあり、商店や飲食店の一部は大学の授業期間中のみ営業している所も多い。
文豪夏目漱石はこの早稲田地区で生まれている。漱石の生家は江戸時代には200年近くにわたって早稲田近隣を取り仕切る名主を務めた名家であり、そのため現在でも漱石の生家の地名は夏目家の家紋「井桁に菊」に因んだ「喜久井町」、生家が面している坂の名前は「夏目坂」と呼ばれている。
地域内には東京メトロ東西線早稲田駅、同副都心線西早稲田駅、および都電荒川線(東京さくらトラム)早稲田停留所があるが、互いに離れた場所に所在している。特に東西線早稲田駅と都電早稲田停留所は同じ「早稲田」という名称でありながら実際は早大早稲田キャンパスを挟んだ反対側に位置しており、新宿駅などのダンジョンとは違う意味で乗り換え難易度が極めて高い。