前後のストーリー
予告
「俺は本当のウルトラマンだ!」
「僕が本当のウルトラマンだ!」
これがガイアとアグルの最終決戦
次回、ウルトラマンガイア『明日なき対決』
これが運命なのか
概要
1999年2月27日放送。
我夢追放!?から続く前半の山場エピソードの3話目で、藤宮博也と高山我夢の対立がメインとなり怪獣が出てこない話しでもある。
STORY
藤宮との関係性を疑われ、XIGを追放されている我夢は、泊まり込んでいた友人の家で砂漠となった地球でウルトラマンガイアとウルトラマンアグルが朽ち果てているという悪夢を見る。目を覚ました我夢は恒星の配置がおかしいことに気付く。
そのころ、地球のために人間の排斥を訴えながらも非情になり切れない藤宮はすっかり気力をなくしていた。世間では藤宮が吉井玲子を誘拐していると報道されていたが、実際は彼を気遣った玲子が自らついていったのだった。そんな二人を特殊部隊リザードの瀬沼龍一が尾行していた。
恒星の異常はXIGも察知し、調査を開始する。我夢はアルケミー・スターズを通じて外気圏の位相に歪みが生じ、恒星の光が屈折しているのだと伝える。先程の悪夢とあわせて、我夢は地球に何かよくないことが起きようとしていると感じていた。そして、そのためには藤宮を止めなくてはならない。
リザードのコンピューターをハッキングすることで瀬沼を追跡し、ついに藤宮の居場所を突き止めた我夢。位相の歪み、ワームホールの中から何かが現れようとしていると伝えるが、藤宮もそれに気づいておりもう遅いと告げる。思わず藤宮に殴りかかる我夢だったが玲子が止めに入る。
玲子の車でその場を離れた藤宮。玲子はアグルの力を手にしたことで藤宮が苦しんでいると感じていた。玲子に少しだけ心を開いた藤宮は子供のころ海を探検したかったと語る。
「人類はまだ海の上っ面しか知らず、誰も海の本当の素晴らしさを知ろうとしない。海は自分たちの生まれ故郷だ」
だがそこに瀬沼が車で追いかけてきた。壮絶なカーチェイスの末、玲子は運転を誤りガードレールを突き破って崖から転落してしまう。
藤宮はアグルに変身し玲子を救うと手のひらに乗せ、海の上を飛行する。玲子はその母なる海の美しさに心を奪われたのた。だが、その姿を発見した我夢はウルトラマンガイアに変身。アグルを追い、地上に降りるよう訴える。アグルはそれを了承。自分を人質に利用し逃げるよう訴える玲子を安全な場所におろし、ガイアと対峙する。
「どっちが本当のウルトラマンか決着をつける時が来たようだな!」
「望むところだ!」
ついにガイアとアグルは殺し合いを始めてしまった。ガイアが戦い始めたのを見てXIGも出撃する。
現場にピースキャリーが到着したのと同時期に、ガイアのフォトンエッジとアグルのフォトンクラッシャーが炸裂した。
不気味な存在が二人の潰しあいを見つめていたことに、この時点では誰もまだ気づいていなかった…