概要
『SDガンダム外伝』第4作「機甲神伝説」に登場するキャラクター。
もとは月の王国セレネスの第一王子であり、主人公神秘騎士ネオガンダムの双子の兄。頭部には三日月のような突起がある。
演者は『シルエットフォーミュラ91』に登場するラスボス、ネオガンダム1号機。
セレネス王朝を滅ぼしたデラーズ王国から唯一残された家族のネオを、そして兄弟星のスダ・ドアカワールドを護る為に、身分を隠して仮面騎士を名乗り、デラーズに潜入していた。デラーズ王国の欲する機甲神を探す手助けをする一方、ネオの辿り着いたダバード王国に味方する薔薇騎士(ローズナイト)に扮し、騎士ガンダムガーベラスの旅路に協力していた。
その事がエギーユ王(を乗っ取った闇の皇帝ジークジオン)に露見すると、サイコ・ドーガ(ほしの竜一漫画版ではジークジオン)の魔力を浴びせられて自我を奪われ、人造機甲神カオスガイヤーに乗り、機甲神簒奪に向かう。
(※画像はイメージ。これでは機甲神が12柱あることになる)
エルガイヤー以外の5大機甲神と六神合体した「闇機甲神ガンジェノサイダー」を駆りネオと激戦を繰り広げるも敗北し、致命傷を負う。
最後は運命の三騎士により魂をネオの鎧に憑依され、月光騎士ネオガンダムとなって息絶えた。
ほしの竜一漫画版ではジークジオンマブーゼとの最後の戦いで、形持たぬ闇となったジークジオンマブーゼを倒す為、鎧から分離し最後の魂の残滓でジークジオンマブーゼを実体化させる。最初で最後の兄弟の合体技により、遂にジークジオンは倒され、ルナの魂は天に昇って行った。
なお、本来のエルガイヤー(太陽の機甲神)の操者はルナである。ネオは月の機甲神であるアルテイヤーに乗るはずだったが、セレネスを脱出する際にアルテイヤーが損傷した為、ルナがネオを気遣ってアルテイヤーを奪いエルガイヤーを託したという設定。その後、アルテイヤーはスダ・ドアカワールドに漂着した際に大破して乗り捨てられ、その残骸を基にデラーズ王国が建造したのがカオスガイヤーである。
余談
元ネタは『六神合体ゴッドマーズ』のマーグ(主人公・明神タケルの兄)。
- 「元は優しい心を持っていたが、弟を助ける為悪に加担する」
- 「その事が露見して洗脳されてしまい、和解できぬまま弟に倒され絶命する」
- 「しかし残留思念が弟を助け、悪の帝王を討ち滅ぼす」
- 「薔薇が重要なモチーフとなった仮面の戦士として弟の危機を助ける」
であるなど、ほぼ元ネタそのまんまである。
薔薇や月影の騎士に関しては本作の元ネタの1つである『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面や月影の騎士も反映されている。