概要
1993年10月10日生まれ、大阪府大阪市出身。既婚。
ポジションは投手。
徳島県の生光学園高校へ進学、その後駒沢大学へ進学したが肘を故障して1年で中退。一時は競技を離れアルバイト生活をしていたが四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスへ入団し野球競技を再開した。
無名ながら力のある直球がスカウト陣の目を引き、2016年のドラフト会議にて中日ドラゴンズから育成1位指名を受け入団。150キロ近い直球が武器の救援投手として期待された。2018年に支配下登録され、背番号「98」を着用。
NPB在籍5年目の2021年、練習試合~オープン戦と好投を続け1軍入りも期待されていたが、シーズン開幕直前の3月21日、日本ハム戦で投球した際に右肩を脱臼。再びマウンドに上がることを目指して肩と肘の手術を受け「前向きに取り組めている。マウンドに上がれるように頑張る」とリハビリに励んでいた。
が、同年7月6日の練習中に意識を失い心肺停止の状態で救急搬送され、本人の意識は回復することなく8月3日に劇症型心筋炎のため死去した。27歳没。意識を失う約一週間前にCOVID-19のワクチン接種を受けたが、その副作用の疑いもあるという(因果関係は不明)。
- 同年9月5日の一軍横浜DeNAベイスターズ戦とファーム阪神タイガース戦で追悼試合が行われ、監督・コーチ・選手全員が背番号「98」の特別ユニホームを着用。一軍の対戦相手・DeNAも山崎康晃投手の呼びかけで、それぞれが帽子などにマジックで「98」と書き込んで試合に臨んだ。奇しくも先発バッテリーは、駒大の同級生だった今永昇太と先輩・戸柱恭孝であった。
- かつてのチームメイトで家族ぐるみの付き合いもあった京田陽太は、2022年オフにトレードでDeNAへ移籍。背番号はいくつか候補があったが、彼に馴染みのあった番号「98」を自ら選択した。