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おことわり編集

この記事は一部に猟奇的な表現を含みます。苦手な方にはブラウザバックを推奨します。


概要編集

『善悪の屑』1巻第4話にて、カモこと鴨ノ目武が復讐代行の依頼人から委託された復讐の対象である、虐めによって一人の中学生の少年を自殺に追い詰めた犯人である同校の生徒達と、それを黙認していた上に虐めを受けるのを被害者のせいにした教師に、過激な拷問を加えつつ言い放った一言。

彼らは少年が自殺した後も「勝手に死んだ方が悪い」「指一本動かさず人を殺した自分たちは無敵」とまるで武勇伝のように語る等救いようもないクズであった。

ちなみに加害者の親も被害者に責任転嫁していた。


同話及び前話(第3話)は、当時に世間でも騒がれた『大津市中2いじめ(虐め)自殺事件』をモチーフにしたものであり、犯人たちが何の罰も受けず放置されていることに怒ったデヴィ夫人によって、犯人達の写真名前インターネット上に公開され、更なる大騒動に発展するなど大きな話題となり、虐め問題への関心を集めることとなった。

正にこれは、現代社会の闇を強烈に風刺すると同時に強く戒めている名台詞と言えよう。


セリフの流れ編集

虐めに関与した生徒達とそれを放置していた教師を全員捕らえた後、カモはガスバーナーを使って「虐めを見て見ぬフリする教師の目ン玉など社会に必要無い」と語り教師の両目をバーナーで焼いた

その様子を目の前で見せられた虐め加害者の生徒達はパニックになり、トラが「そのくらいにしておけ」「中坊いたぶって何が面白い」と言ったのを皮切りに泣き喚きながら許しを請う。


虐め加害者の生徒達編集

「“未成年”には“更生”のチャンスを与えんのが社会の“常識”でしょ!?」


「オレら もう絶対に調子ん乗んないから…」


「お兄さんマジっっホントマジでっいやもうホントマジマジマジ…」


「神とかに誓うしマジで!!」


虐めを放置した教師編集

「………君は」


「被害者や遺族のためにやってるつもりのようだけど…」


「これは…完全に“法律”を無視した」


「犯罪行為だ」


「君が いくら“正義”だの“社会”だのといっても」


「こんな事…」


「“道徳”的に許されるワケがない」


カモ編集

「…イイよそれで」


「勘違いしてほしくないんだけど」


「オレは警察でもなければ」


「裁判官でもない」


「道徳を説く教師でも」


「神父でも」


「正義の味方でもない」


「“復讐屋”だからねぇ」


「未成年だから何をしても許されるっていうのは」


「大いなる勘違いだよ」


「君達」


「『見ザル・言わザル・聞かザル』って知ってるかい?」


カモがそう語りながら近づき、絶望する虐め加害者生徒達の表情を最後に、場面はテレビニュースの画面へと変わり、それによれば虐め加害者の生徒達と虐め放置の教師は全員が眼球を焼かれ、声帯と耳の奥の器官を切り取られ、中学校のグラウンドに放置されていたという。


全員が見る・話す・聞くということができず、そのため犯人が誰か解らない状態となっているという。これは酷い虐めを働き被害者を自殺にまで追い込んでおきながら、それを隠して罰を受けていなかった(虐めを見て見ぬフリした・虐めの真相を言わなかった・被害者からのSOSを聞かなかった)彼らに対するカモからの皮肉なのだろう。


余談だが、カモの台詞「“復讐屋”だからねぇ」のコマで、カモは作中で唯一サングラスを外して素顔を見せている。


ちなみに教師はのちにリハビリでキーボードや骨伝導イヤホンで意思を伝える事ができるようになり、復讐屋の同業者である「朝食会(ブレックファストクラブ)」榎加世子に報復を依頼し一度は引き受けられたが、最終的に一方的な逆恨みと見なされて依頼を却下され、奇しくも自身が見捨てた被害者と同様に救いの手を差し伸べられずに今度こそ退場した。尤も、依頼する時に教師は自分を「善良な元教師」、虐め加害者生徒達を「未来ある中学生」と紹介している事から、自分達の悪事に関しては全く反省した様子がないため、救いの手を差し伸べる価値など微塵もない。

なお、虐め加害者生徒達のその後は不明であるが、普通に生きるどころか(おそらくは)自殺すら困難な体になり、その生徒達を家族が一生介護し続けなければならない等、親子共々死ぬ以上の生き地獄が待っているのは想像に難くない。

恐らくこれは虐め加害者の生徒たちだけでなく、彼らの罪を被害者に責任転嫁した親達に対する罰でもあるのだろう。


関連タグ編集

善悪の屑 外道の歌

いじめ(虐め苛め)

自殺 外道 拷問 自業自得


もう二度とウンコできないねえ:同作品における有名な台詞。


怨み屋さん:同じく復讐代行でいじめ加害者を制裁した人物。こちらも死よりも残酷な罰を与えていたが、その後に加害者本人だけでなくいじめを傍観していた不特定多数の生徒達にも報いを与えていた。


伊集院茂夫と流川隆雄による射殺伊集院茂夫による餅つき機伊集院茂夫による灼熱ラック伊集院茂夫による乳房裂きと苦悩の梨別作品において主人公が未成年の犯人たちに行った制裁であり、特に餅つき機においては本作同様に未成年だからと命乞いをする犯人たちに「クソ野郎、それは更生の余地がある時だけだ。テメェらにチャンスなど与えるか」と吐き捨てて抹殺した。


ネタバレ注意:彼らとほとんど同じ末路をたどった同士。ただしこっちはかなり格が違う。

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