概要
タイトー初のRPGであり、ファミコンのRPG作品としては初めてバッテリーバックアップを搭載(ちなみにファミコンソフトの元祖はセタの『森田将棋』)したソフトであった。
荒廃した地球に戻ってきた宇宙飛行士の主人公が、世界各地を支配する7人の暴君を倒して新たな王になるのがゲームの最終目的で、そのためには剣士・格闘士・魔術師のいずれかの職業に就きつつ、レベルや名声を上げて暴君の居城に攻め入るのに必要な戦力を集めていかなければならない。
しかし当時のRPGとしては設定こそ斬新だったが、何の説明もなく主人公がマップへ配置されてゲームがスタートする事や、場面によってはセーブを行うと詰まってしまう等、ゲームを進めるのが困難な要素を多く抱えている事からゲームとしての評価は残念ながら良い方ではない。
余談
- 1992年にアスキー出版から刊行された『ゲーム年鑑1987』でのこのゲームの記事には、「全体マップが世界地図で、当時『ドラゴンクエストⅢ』を開発中のスタッフを動揺させた。」と言う記述が記載されていた。
- この作品の後日談を描いたゲームブック『未来神話ジャーヴァス 救世主(メシア)の章 -新世紀を救え!』が双葉社、『未来神話ジャーヴァス 闇の反逆者』が勁文社から発売されている。
関連タグ
ミネルバトンサーガ -このゲームと同じく1987年にタイトーから発売されたRPG作品。
ハンバーガー -取扱説明書に掲載されているストーリー紹介にて、これが無い事を主人公が嘆く描写がある。