小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。描写されている原作作品は『白銀の墟_玄の月』。戴国の人物。
概要
以下、「白銀の墟_玄の月」のネタバレを含みます。
驍宗への大逆が起こった後、巌趙が将軍の職を解かれ位を剥奪され蟄居すると、阿選麾下である品堅の軍に配属された。同じく品堅の部下である帰泉はこの人事を“杉登にとっては屈辱的な移動だったと思う”としていたが、杉登本人は無用な敵愾心を持つことなく、淡々と自分の職務を全うしている。
驍宗が鴻基から江州へと撤退する際、旗幟を変えた品堅と共に、撤退する兵卒たちが江州へ辿り着けるように支援した。
人物の評価・描写
品堅 “品堅の軍に配属された杉登は、(中略)経緯はどうであれ、いまは国の大事だから、こんなときこそ働かねばならない、と言い、品堅に対しては礼儀を尽くした。むしろ品堅のほうが済まなそうにするのに。品堅が驍宗に__ましてや自分に済まなく思うことはない、と言い、品堅の人品を高く評価して部下になった帰泉にも非常な気遣いを見せた。”