概要
追い詰められた虎杖悠仁を激励する彼は、首から初登場時にはしていなかったペンダントを下げており、ことあるごとにそれにキスをするなど思い入れを持っていることがうかがえた。
そして迎えた真人との最終決戦。悠仁と東堂は花御戦同様の抜群のコンビネーションで真人に有効打を与えていく。対する真人は『不義遊戯』による位置の入れ替えを駆使する邪魔な東堂から先に排除すべく、一か八か0.2秒だけ領域展開『自閉円頓裹』を発動。
これにより宿儺の魂に影響を及ぼすことなく東堂の魂の干渉に成功するが、東堂は変形を始めた左手を自ら切り落としてダメージを最小限に抑える。
そして黒閃による強烈なボディブローで東堂を殴り飛ばし、トドメを刺そうとする真人。ここで東堂のペンダントが首から落下し、地面に落ちて中身が見える。
次の瞬間、真人の視界に入ったのは……
合わせ鏡のように入れられた、満面の笑みを浮かべた悠仁と高田ちゃんの写真であった。
そのあまりの意味不明さに真人(と読者)の思考は一瞬停止。
次の瞬間、東堂は残った右手とフリーズした真人の左手で最後の『不義遊戯』を発動し、彼と入れ替わった悠仁の黒閃で真人は大ダメージを負うのであった。
真人「最後までふざけやがって あのゴリラ……」
この一連の流れは読者から「簡易無量空処」と呼ばれている。
アニメ版では
渋谷事変が放送されると決まった時点でイカれたシーンをアニメでどう表現するのかファンから期待されていた。
そして遂に放送されたアニメ版では該当シーンが盛りに盛られ、更に狂気性や意味不明さが増していた。
具体的には
- ペンダントの中身が見えた瞬間、背景が赤薔薇の花畑に
- 高田ちゃんの楽曲「最高潮☆JUMPING!」(CV:黒沢ともよ)がBGMで流れ始める
- 歌手でもある黒沢氏の高い歌唱力もあってまともな名曲になっている
- 原作では一瞬注意が逸れる程度だった真人が「え?……は?え?」と声を漏らし、困惑ぶりが強調
- 東堂の側に妄想上の高田ちゃんが現れ、東堂と共に真人をフルボッコする
- しかも攻撃がヒットする度にハートのエフェクトが飛び散る
- 攻撃開始前に2人が単行本表紙5巻の決めポーズをする
- そして東堂がいつの間にか高田ちゃんとお揃いのセーラー服姿に(一時的にだが)
- 一通り真人をボコボコにした後、ゴングが鳴り響くと共に東堂と高田ちゃんが握手……と同時に現実世界で東堂が真人の手で『不義遊戯』を発動
- 一連のシーンの左上には「※ 東堂のイメージです」というテロップが
この一連の流れから、原作既読済の視聴者からは「無量空処に坐殺博徒まで加わった」とかなんとか。
「ふざけているのは東堂ではなくアニメスタッフ」とも。
グッズ
アニメの該当話の放送終了後、プレミアムバンダイにて東堂のペンダントのグッズ化が発表された。
なお、悠仁と高田ちゃんの写真は入っていない。
そして更に…
公式LINEスタンプ第7弾に、このシーンの一つが確認された。セリフはないが、勝利のゴングを聞く事が出来る。