概要
漫画・アニメ『名探偵コナン』のエピソードのひとつ。
本記事では、この話に直接続く「新一の正体に蘭の涙」、「本当に聞きたいコト」についても併せて記載する。
コミックスでは併せて第62巻・63巻に収録。アニメでは1時間スペシャル2回と通常尺の3話構成で放送された。
事件の複雑さとネタバレ防止のため、詳細な説明は控えるが、作中で工藤新一がかけられたのは殺人未遂あるいは傷害容疑であり、最終的に殺人には至っていないため注意。
あらすじ
殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙
ある夜の森の中の小屋の中に、黒い人影。その人物は新聞に写されている工藤新一の写真をズタズタに切り裂いていた。
その数日後、服部平次に屋田誠人という人物から手紙が届く。
「1年前に工藤新一が解いた殺人事件の推理ミスについて会って話したい」という文面に対し、真相を暴くと意気込む平次は、上京して毛利探偵事務所を訪ねた後、小五郎が運転するレンタカーに乗り事件が起きた東奥穂村へ向かう。
その道中、風邪を引いて咳き込むコナンは阿笠博士にもらった風邪薬を服用するが、それは阿笠が間違えて渡した「APTX4869の解毒剤の試作」で、それを知った灰原は慌てて対処のため行動を開始する。
村に到着後、コナンは森の中のとある小屋に入るが、外から誰かに閉じ込められてしまう。数刻後、服部達は姿を消したコナンの捜索をしていたが、湖で全裸になっていた工藤新一を発見した。全ての記憶を失っていた状態で…。1年前の事件を再捜査しながら新一の記憶を蘇らせようとする蘭だったが、翌朝新一が人をナイフで刺し…。
本当に聞きたいコト
村での事件を解決したのも束の間、解毒剤の効果が切れてコナンの姿になってしまう新一。事態に気付き追加の解毒剤を持ってきた灰原のおかげで再度新一の姿になり、蘭たちを誤魔化しつつ都心に戻るが、その途中の高速道路にて車のドライバーが走行中に首を絞められ殺害される事件が発生する。