「この私の炎で焼かれるとは、運のいいゴミ共ですねぇ…」(第四話)
概要
黒鬼会・五行衆の一人。一人称は「私」。4人目の刺客にして放火魔であり爆弾魔。長髪にメガネを掛けた優男風だが人間をゴミとしか思わず、自分の放った火で逃げ惑う人間を見て嘲笑う残虐かつ狡猾な性格をしている。反面、追い詰められると狼狽える一面を見せる。
神崎すみれ曰く「最低のゲス」。
避難所にあらかじめ爆薬をしかけたり、戦場に火炎放射器のトラップを設置したり、脇侍を起爆剤にする等、爆発物の取り扱いに長けている。
搭乗機
彼の搭乗機は火炎放射器を搭載した魔操機兵「五鈷(ごこ)」。木喰の智拳と同系機で、こちらも1ターンに3回行動する(プレイヤーと異なり行動に制限は無く、「攻撃→移動→攻撃」といった行動が可能)。
取り巻きの脇侍・改「焼塵」はイ型と同じく日本刀を武器にするが、最大の特徴は自分自身が爆弾の点火器となるというものである。
浅草の戦いでは自爆兵器「火乱(からん)」を射出し、火乱の追撃でダメージを与えやすい狭い路地へ誘導するように動く。
活躍
深川の料亭を放火で燃やし、海軍大臣である山口和豊及び水狐の口車に乗ったさくら達を焼殺しようと目論む。また、避難所に爆薬を仕掛けて避難民を爆殺しようとしたが、帰ってきて早々参戦に入ったマリア・タチバナに阻止される。
浅草ではソレッタ・織姫とその父親である緒方星也を捕らえ、小屋に爆弾を仕掛けじわじわと恐怖を与えようとした。しかし、大神一郎によって爆弾の起爆装置が解除され救出を許してしまう(解除された原因は、爆弾の箱の内部に解除のヒントともいえる落書き(3と9)があったため)。
自棄になった火車は五鈷を駆って花組達に戦いを挑む。戦闘ではさらに兵器「火乱」なる突撃兵器を放ち、大神達花組に突撃ダメージを与えるほか、火乱の追撃がしやすくなるよう狭い路地に逃げ込み、前述の通り自らも手数の多さ(3回連続移動・攻撃)で攻撃を仕掛けてくる。
狭い路地に誘導された場合、火乱の追撃と、必殺技「紅蓮火輪双」をほぼ確実に撃つため、撤退者確実、最悪の場合は敗北確定となる。
五行衆の火、灰と化す
浅草での戦闘に花組に敗北し、最後の手段として1機残った焼塵を呼び出し点火器として緒方や花組全員の爆殺を狙うが、織姫が駆るアイゼンクライトのレーザー攻撃により頭部を破壊され制御を失った焼塵に突っ込まれて五鈷が炎上、自分自身が焼き尽くされてしまった。はじめは助けを求める悲鳴を上げていたが、「私の体が燃えていく、私の体が灰になっていく」と、恐怖を通り越して快楽にも似た声をあげ、因果応報ともいえる最期を遂げた。水狐に続いて五行衆2人目の戦死者になった。
性格は最悪であったが、死後金剛は仲間と認めていた(少なくとも仲間の一人と認識していた)発言をしている。ただし、実際のところ、金剛よりも火車が強い。