概要
序盤のエリア「城下不死街」のボスキャラクター。
ロードランの試練「目覚ましの鐘」を目指す不死たちを阻む最初の障害である。
イザリスの混沌から生まれたデーモンの一体と思われるが、どういう理由か地上の「城下不死街」に住み着いている。不死を見つけると城壁の見張り塔の上から突然飛び降りてきてボス戦となる。
牛の頭部を持つ巨人の様な姿をしており、腕には巨大な大斧を持つという、良い意味でオーソドックスなデザインのモンスター。発売前の雑誌やPVなどでもクローズアップされていたため認知度の高いボスの一つである。
その見た目が示す通り、大斧を振り回してのパワフルな接近戦を得意とする。
大柄で鈍重な印象に反して動きは素早く、跳躍からの叩きつけやバックステップなどを使いこなす。ワンパターンだったチュートリアルのボス・不死院のデーモンと違い動きを読みづらく、攻撃の回避には難儀する。
そのうえ戦場となる城壁は横幅が狭く、横をすれ違って移動することが難しいので、背後に回って叩くという戦術が取りづらい。どうしても背後に回りたければ股の間をローリングで抜ける必要があるが、初見でそれに気付くことは難しい。
更に攻撃には衝撃波が伴い、持続時間が長いので、かわしたと思ったらカス当たりしてしまうこともしばしば。特に斧を地面に突き刺す攻撃は衝撃波が長く残るため危険。
撃破した際に特殊なソウルは得られないが、武器「デーモンの大斧」をドロップする事がある。
実は撃破必須のボスではなく、初期アイテムに「万能鍵」を選択した上で見張り塔地下から「狭間の森」を経由して「城下不死教区」へ向かえば牛頭のデーモンと会う事なく「目覚ましの鐘」を鳴らす事も可能。
ただ、見張り塔の地下には牛頭のデーモンと同等以上の脅威が幽閉されており、「狭間の森」にも多数の強敵がいるので、牛頭のデーモンと戦ったほうが難易度は低いと思われる。二周目以降やRTAなど特殊なプレイスタイル向けのルートと言えるだろう。
ゲーム中盤のエリア「デーモン遺跡」ではザコキャラに降格しており、多数の牛頭のデーモンが出現する。必ずしも倒す必要はないうえ、その時点の不死はゲーム序盤よりも装備が整い、プレイヤースキルも上がっているはずなので脅威とは言えないだろう。
また、このボスの名前にある「牛頭」の読み方は、「うしあたま」「ぎゅうとう」「ごず」等様々であるが、週刊ゲームの食卓第190回において、宮崎氏は「ぎゅうとう」と呼んでいたので、これが正式な読み方と思われる。
攻略ポイント
まず注意すべき点として、死角にある見張り塔屋上に弓兵が配置されており、先にそちらを始末しないと戦闘中に後ろから狙撃されてしまう。
初見でこの罠に嵌り苦い思いをしたプレイヤーは数知れず。よく観察すると屋上に上れる梯子があるのが分かる。戦闘が始まる前に対処しておこう。
攻略としては、大振りの攻撃は腕の部分に攻撃判定がないため、大斧を振り回すタイミングに合わせて前方ローリングすると、攻撃をかわしつつ射程圏内まで近づくことができる。
ただ足踏みにダメージがある他、上述の斧を地面に突き刺す動作は前方ローリングではかわしづらいため、密着し続けるのは危ない。数回殴ったら一度離れて仕切り直すといい。
見張り塔から牛頭のデーモンに向かって落下攻撃を仕掛けると、致命攻撃に派生するギミックがあり、上手く利用すれば大ダメージを与えることができる。(ただしもたもたしすぎると牛頭のデーモンも屋上に上ってくる)。
また、城壁には一部崩れた場所があり、この付近で戦っていると牛頭のデーモンがバックステップした際に崖下に飛び降りて転落死することがあり、これでも撃破判定となる。
関連装備
デーモンの大斧
牛頭のデーモンが持っていたものを縮小化したような大斧。デーモンが同族の骨を削りだして作ったもので、扱うにはかなり強大な筋力を必要とする。特殊な魔力などは込められていないが筋力補正値が高く、筋力を鍛え上げた者なら大斧系武器の中で最大の攻撃力を発揮し得る。
「城下不死街」、あるいは「デーモン遺跡」の牛頭のデーモンを倒すとドロップする。また、森の狩猟者の誓約を交わしてば狩猟団長シバから購入する事も可能。
関連イラスト
関連項目
混沌の苗床 - 産みの親