概要
翔鶴と瑞鶴の二人一組を表すタグである五航戦と鶴姉妹からの派生タグ。
主に戦闘中のコンビ名の意味合いで使われる『五航戦』とカップリングもしくは単に姉妹の通称として使われる『鶴姉妹』。偏りはあるものの、それぞれコンビやカップリングの両方に使われたりするのに対して表題のタグは百合タグとして使われることがほとんど。
しかし、漢字一文字違いで同じ読み方の瑞祥タグがあり、こちらと混同してしまう人も多いためか、差別化の為に表題のタグと鶴姉妹のタグを併用しているユーザーも多い。
とはいえ、どのタグを使うかはやはりユーザー次第である。
また、アニメ版艦これで活躍した艦娘のキャラクターソングを収録したアルバム「艦娘乃歌」には、「二羽鶴」という翔鶴と瑞鶴のイメージソングが収録されている。
ちなみに、「双胴空母『瑞翔』出撃す!」という架空戦記小説があるが、多分無関係・・・なはず。 ※下記参照
関連タグ
双胴空母『瑞翔』出撃す!について
2007~8年にかけて実業之日本社から発行された架空戦記「双胴空母『瑞翔』出撃す!」シリーズ(著:大村芳弘)に登場する軍艦で、常用144機、補用24機を搭載できる巨大な飛行甲板をもつ双胴三段空母「瑞翔」が登場する。
…早い話しが、史実の翔鶴と瑞鶴を初期の赤城や加賀バリの三段飛行甲板(ただし、瑞翔では2段目も使用可能)とした上で、並列で連結させたシロモノ。
何でこんなイロモノ感溢れる空母が作られたかというと、物語序盤で戦艦大和級を空母化する運動に失敗した流れから、何故か建造中の新鋭空母翔鶴級を合体させれば飛行甲板も搭載機数も倍増したスゲーのができそう!…みたいな流れになり、本当に実行されてしまったから。
こんな船が現実に存在したら運用面でかなりの制約を負いそうだが、作中では2隻を個別に運用するより効率的みたいな描写のもとに大活躍している。
双胴化にあたっては、艦橋が右側にあるのが空母ではデフォルトであるが、紆余曲折の末に双胴部の左側の船体では飛行甲板2段目の外側、つまり最上部から1段さがった艦側にめり込むかたちで艦橋が設けられている。
特徴の一つとして、例え双胴部の片方のみが被弾して損害を負ってしまっても、2隻の連結部分を切り離して無事な船体のみで戦闘続行が可能なところがある。
つまり、動力源は2隻が個別に作動させていて、艦長も2隻に1人ずつ存在していることになる。
(双胴である意味は…?)
余談ながら、正史においても双胴空母が真面目に検討されていたことが判明している。
1926年にアレサンドロ・グイドーニというイタリア空軍士官が海軍向けに提案した小型空母がそれであった。2つの船体を並列で繋ぎ合わせ、船体の間に格納庫を設けて完全な1隻としようとしたとされる。しかし、搭載予定のディーゼル・エンジンでは速力が14ノットとド低速に止まることが判明し、採用されることはなかった。