概要
本作は、猫の大尉を巡って発生する事件と、安室透の探偵能力がいかんなく発揮された回である。
今回の犯人は配達業者の二人組。気弱な配達員に出会った相手が浮気した女性の旦那で、怒っていた旦那を突き飛ばしたら打ち所が悪くてそのまま死亡させたというもの。
当初は自首する事も考えていたが、悪人面の配達員が旦那の金品をいきずりに強奪。更には宅配トラックの冷凍庫に遺体を入れて死亡時刻をごまかそうとする、日常に潜む凶悪犯の恐怖を描いた物となっている。
そして終盤の逮捕劇で、安室の格闘力（ボクシング）が毛利蘭や京極真（両者空手）に匹敵することが証明された。また、本作の実力は劇場版第20作『純黒の悪夢』でも、赤井秀一とのアクションで思う存分発揮されている。
今回相手にしたのは小物犯人だったので、衝撃波のような安室のパンチは、悶絶物でしかなかったようである。
本作のもう一つのメインは、 灰原哀のパン一騒動 である。毛糸のセーターが大尉の爪に引っかかった後に植え込みに引っかかり、そのままコナン達が乗り込んだ宅配トラックが発進してしまった事による気の毒な原因である。
しかし低体温症の危機が迫る中、迷うことなく灰原に(やや興奮しながらも)上着を貸した光彦の男っぷりも見事である。
さて、原作掲載時も話題になったが、アニメ化前は規制で下着が上手いこと隠される意見が大半を占めた。
しかし、アニメ化の際に規制されることなく下着が描写され、多数のサイトでも大きな話題となった。
なお、猫の大尉は榎本梓の元に預けられ、準レギュラーとして事件にも関わるようになる。
関連項目
名探偵コナン 灰原哀 安室透 榎本梓 大尉 パン一 名探偵コナンの事件・シリーズ一覧
見たら抹殺よ!:同じく灰原の下着の件で話題になった。
