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概要編集

老朽化した6000系電車を置き換えるため、1993年(平成5年)から2001年(平成13年)にかけて70両(10両編成×7本)が製造された。


本系列の製造メーカーは東急車輛製造(現・総合車両製作所)。日立製作所製の8000系と同時並行で製造され、また東急車輛でアルミ合金製の通勤形車両が製造されるのは異例であった。

車内インテリアは8000系に準じるが、冷房が集約分散方式である事、クーラーがラインデリア方式になっている点などが異なる。


Remake SOTETSU 9000Series

2015年から2019年にかけて、6編成(9702F〜9707F)にリニューアル工事が行われた。他社路線への乗り入れ開始に伴うイメージアップ向上のため、塗装を「YOKOHAMA NAVYBLUE」に改めたほか、ボックスシートのシートピッチ拡大・モケット交換、車内案内表示装置のLCD化も行われた。

なお、第1編成(9701F)については計画当初からリニューアル工事の対象外としたため、以前の標準色のまま2020年に廃車・除籍となっている。


運用編集

他系列の10両編成と共通運用で、相鉄線内のみで完結する各停~特急の運用に入る。稀に8両編成の運用を代走することもある。



他社(JR東日本東急電鉄)路線への相互直通運転には対応していないため、相鉄新横浜線相鉄・JR直通線東急新横浜線)の運用には原則入らないが、代走で西谷駅羽沢横浜国大駅新横浜駅間を走行することはある。


主な編成編集

  • モハは9100(M1)・9200(M2)形、サハは9600形で通し番号。
  • モハ9100・9200形にパンタグラフを搭載。
  • VVVF=制御装置、MG=補助電源装置、CP=コンプレッサー

←横浜海老名湘南台→
形式9700910092009600910092009600910092009500備考
MT構成Tc2M1M2T2M1M2T1M1M2Tc
号車12345678910
機器構成VVVFMG,CPVVVFMG,CPVVVFMG,CP
第1編成9701910192019601910292029602910392039501除籍済み
第2編成9702910492049603910592059604910692069502
第3編成9703910792079605910892089606910992099503
第4編成9704911092109607911192119608911292129504
第5編成9705911392139608911492149609911592159505
第6編成9706911692169609911792179610911892189506
第7編成9707911992199611912092209612912192219507
備考セミ(※)セミ(※)弱冷房車女性専用車

(※)「セミ」は「セミクロスシート」。


関連項目編集

相模鉄道相鉄) 9000系


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