2015年10月22日に開催されたドラフト会議で東京ヤクルトスワローズと阪神タイガースの1位指名・高山俊(明治大学・外野手)が競合。クジ引きで"当たり"を引いたと思ったヤクルト・真中満監督がガッツポーズをして喜びを表したが、NPBのロゴを当たりと誤認していた。阪神・金本知憲監督は自分のクジを確認せず席に戻ったため、ヤクルトが交渉権獲得とアナウンスされインタビューも行われてから誤認が発覚、その間、テレビではCMが流されていたため、あまりの激変に阪神ファンは狂喜し、ヤクルトファンは愕然とする結果となった。
高山は1年目(2016年)から開幕スタメン、オールスターにファン投票外野手部門3位で選出、セ・リーグ新人王と活躍した。2年目、3年目は年を追うごとに出場を減らし成績を落としていたが、4年目の2019年、5月29日の巨人戦で代打サヨナラ満塁本塁打を放ったのをきっかけに復調の兆しを見せ、105試合に出場、打率.269、5本塁打、29打点の成績をあげている。
ヤクルトは外れ1位で原樹理(東洋大学・投手)を指名。3年間の通算は11勝26敗、309イニング投げているが、4年目の2019年は12試合に先発し、防御率.486、3勝7敗と成績を落としている。
2005年高校生ドラフトでもオリックス・バファローズの中村勝広GM、ソフトバンクホークスの王貞治監督が同様の誤認ガッツポーズをしている。
外部リンク
- 野茂に8球団、ああ勘違い…/ドラフト過去のドラマ 日刊スポーツ
- 05年 交渉権を引き当てたと勘違いし喜ぶオリックス中村勝広GM
- 15年 ヤクルト真中監督が外れくじに渾身ガッツポーズ