概要
元は、「アクトレイザー」「シムシティ」のように、天の上の神様気分になり、人の子達のいる大陸を見下ろすという傍観(鳥瞰)の中二病的な言い回しだった。
だが、万人受けする視点というものはなく、何を唯一神の視点とするかは難しい。
宗教や土地によって神様の解釈が違うし、
神を男神とするか女神とするか、天の神とするか地の神とするか付喪神とするかでも解釈が分かれる。
現在では、小説など文学作品の「地の文」の書き方で、「作中の人物の誰の視点も介さずカメラ越しに見ている視点」=中立な視点のうち、基本的にあらゆることが認識出来きている立場にある視点を指すこともある。なので「主人公が絶対に知りえない敵幹部の重要な会話の場面を普通に見る」といった演出もできてしまう。
基本この場合叙述トリックのようなものは成立しえない。
ただ、こじつければ大概の漫画やアニメはこのタイプの表現をしていることになる。画像付きで物語を鑑賞する以上、キャラ主観の世界観が観れないのは当然のことではある。原作の小説・ライトノベルがある場合に、まるっきり印象が変わるのはこういうところにも原因がある。
「着眼点が神がかっている」「性的な構図が神がかってる」という意味で「神視点」と呼ばれることもある。