神鷹とは
- 大日本帝国海軍の商船改造空母の一隻。読みは「しんよう」。本項で解説。
- 競走馬エルコンドルパサーの香港競馬における表記。
- 『Mr.FULLSWING』の登場人物の一人→神鷹樹。ネーミングは1に因る。
- 1の空母をモチーフにした「ブラウザMC☆あくしず」のキャラクター
- 1の空母をモチーフにした「戦艦少女」のキャラクター →神鷹(戦艦少女)
- 1の空母をモチーフにした「艦隊これくしょん」のキャラクター →神鷹(艦隊これくしょん)
その他、空母神鷹を元にしたオリジナル擬人化キャラクターが多数投稿されている。
空母「神鷹」
ただし、商船改造空母のほとんどが、あらかじめ空母に改造することを念頭において設計・建造された日本の商船を元にしているのに対し、この神鷹だけは元は同盟国ドイツの商船シャルンホルストであった。
ミッドウェー海戦で空母を多数失い恐慌状態になった海軍が、第二次世界大戦勃発により母国に帰還できず日本に留まっていたシャルンホルストを購入・改造したものである。
既に「冲鷹」などの改装の経験があったため工事は問題なく進むと思われたが、元の船が空母への改装を(当然のことながら)想定されていなかったことと、機関などドイツと日本の技術レベルの差もあり、予想より困難を極めた。
「しんよう」という読みの名になったのは、元の名シャルンホルストを意識したものと思われる。
商船改造空母としては比較的大型であったものの、あくまで「比較的」に過ぎず、余り活躍はしていない。
1944年11月17日にシンガポール行きのヒ81船団を護衛中、東シナ海で米潜水艦「スペードフィッシュ」により撃沈された。この船団の護衛には陸軍の特殊船「あきつ丸」も同行しており、こちらは神鷹より二日前の15日に米潜水艦「クイーンフィッシュ」により撃沈された。
尚、商船シャルンホルストだった頃の同型船であるグナイゼナウ、ポツダムもドイツ海軍に徴用され、それぞれ補助空母ヤーデ、エルベとなる予定であったが、ポツダムの客船設備を取り外したところで計画を撤回している。