概要
初出は『スーパーロボット大戦F』で、ゲシュペンスト・タイプSの必殺技。
後継機のゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSにも引き継ぐ事ができた。
『F』及び『F完結編』では主人公の特定の設定でのみ取得が可能という特殊な仕様が存在し、弁慶の大雪山おろしの特訓に同席した熱血系男性主人公しか使用できない。
『OG』シリーズでは『OG2』以降のMk-Ⅱ・タイプSが習得してからは男女問わずに使用可能になっており、カイ・キタムラがモーションを構築したという設定がある。
キックとは言うものの、『OG』シリーズ以前はなんとただの体当たりだった。まあ当時の戦闘アニメの技術レベル上、仕方がなかったのかもしれないが。
しかし、GBA版『OG2』からの演出がライダーキックばりに派手な飛び蹴りになって行き、『OGS』以降は命中時に書き文字で「究極!ゲシュペンストキック」の決め演出まで入る。
威力も必殺技として申し分ない。
また、足にかなり衝撃が来るのか整備員あがりのタスク曰く「整備員泣かせの必殺技」との事。
この攻撃は叫ぶのがお約束でな……!
…しかしこの技の真骨頂は、攻撃とは別の部分にある。
この技は「叫ぶのがお約束」であり、普段熱い叫びとは無縁のキャラクター達さえも熱いシャウトと共に攻撃するのである。
『OGS』からはボイス付きとなった事もあり、使うキャラクター毎にさまざまなシャウトを楽しむ事ができ(勝手にアレンジする者、ネタ方面に走る者、もはや別人になっちゃってる者、どういう訳かラジオの宣伝をする者、意地でも技名を言わない者etc・・・)、ファンの間に興奮と笑いを巻き起こした。まさに声優無法地帯。
以下の動画はその一例。
さらに、『ジ・インスペクター』でゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSAが使用した際は、コックピットに「ULTIMATE GESPENST KICK」「SHOUT NOW!!(今だ叫べ!!)」という親切な(?)メッセージまで表示された(武器種によっては音声を起動コードにしており、ゲシュペンストキックは叫ばないときちんと起動しない…という理由付けがされている)。
※書き文字は大張氏の直筆
ちなみに蹴り抜かれたリオンのパイロット名は「マイク」。かつて森川智之氏がボルテッカの叫び声で収録用マイクをオシャカにした逸話からこんな場面に…。BGMも「鋼鉄の孤狼」のアレンジ「Are You Kidding?(マジか?)」。
……もはや、悪ノリ以外の何物でもありません。
さすがにやり過ぎたからなのかは不明だが、『第2次OG』では使い手たるMk-Ⅱ・タイプSがリストラされてしまい使用不可能に。
しかしその次作である『OGMD』で後述するファントムの機体の必殺技「フェニックス・ショウダウン」でモーション限定であるが復活した。そしてサブパイロットのアシェンの掛け合いもパイロットによって違いが出ているため更にひどい(褒め言葉)ことになっていた。
無限のフロンティアシリーズ
本作では無人機ファントムの必殺技として登場。
主人であるハーケン・ブロウニングの指示で敵に飛び蹴りを行い、続けざまにニュートロン・ブラスターをお見舞いする。
関連イラスト
そのインパクトの強さから、pixivでも度々ネタにされている。
関連用語
必殺!ゲシュペンストパンチ
ちなみに、対になる熱血系女性主人公用の技だが、こちらは『OG』シリーズ未採用。一部キャラが量産型ゲシュペンストMk-Ⅱのジェット・マグナム使用時にネタとして叫ぶ程度である。