概要
2023/09/10にYoutubeチャンネルにて公開された楽曲および動画。
しぐれうい(9さい)の楽曲、レクイエムの怒りの日のメロディーとぬるぬる動くダンスシーンが特徴的。
分かりにくいが、楽曲名は「粛正」「粛清」ではなく「粛聖」である。
タイトルの読みはJASRACに登録された正題より「ロリガミ」が正しい。…のはずだがしぐれうい本人によると「ロリカミ」のようでまた歌詞などからもおおよそ「ロリカミ」と認識されていることも多く英語表記等も「Loli kami」がほとんどである。
フルサイズMVが公開される前は1st Full Album『まだ雨はやまない』に収録されていた楽曲。
アルバム発売と同時期の配信にて、ショートサイズのプロトタイプMVが公開されている。このプロトタイプ版で使われていたイラスト、及び一部の演出はフルサイズ版にブラッシュアップされる形で継承されている。
同アルバムのオリジナル曲はそのままズバリ「雨」がテーマとなっているが、本曲の場合はナレーションが語る通り『血の雨』としてテーマに沿っていることになっているという…。
23年9月27日15時40分ごろ、VTuber史上最速でYouTubeの再生回数1000万回を突破した。以前は宝鐘マリンのオリジナル楽曲「美少女無罪♡パイレーツ」の39日が最速であった。新記録はは16日と17時間40分。この記録は2024年に星街すいせいのオリジナル楽曲「ビビデバ」によって15日18時間27分に塗り替えられた(なお、最速1000万の記録は譲ったものの、その後2000~8000万再生の記録はロリ神が防衛している)。
その後も同じくマリンが持っていた国内VTuberのキャラクターソング最多再生、森カリオペの「失礼しますが、RIP♡」が持っていた海外含めたVTuberのキャラクターソング最多再生、理芽の「食中植物」が持っていたバーチャルシンガー含めたオリジナル楽曲の最多再生、葛葉の「KING」が持っていた歌ってみた含めたVTuber歌動画の最多再生記録を10月中に次々抜き去り、11月9日に「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」を抜いたことで現役VTuberおよびバーチャルシンガーの参加楽曲すべての頂点に、翌2024年の6月1日ごろにはP丸様。の「シル・ヴ・プレジデント」を抜いたことでVTuber経験者を含めても最多再生になった。
2024年6月18日、VTuber史上はじめてYouTubeの再生回数1億回に到達した。記録は281日と22時間45分。最速記録としてはこちらも現在は「ビビデバ」の238日21時間に次ぐ2位になっている。
なお本MVが公開される前に音ゲー『グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!』にDLCパックで収録され(ステージ演出は一部プロトタイプ版を再現)、しぐれういも同パックにてナビゲーターとして参戦しているが、同時期に行われた角巻わため(同じく同パックでナビゲーターとして参戦)による案件配信の際に案の条同曲プレイ時にでういビームを連発、「合法ういビーム」なる語録が生まれてしまった。
歌詞の内容が内容なだけにNHKからは楽曲を流すのはNGにされてしまっていた。
……はずだったのだが、2024年4月15日の配信によれば、どうやら楽曲を流すだけでなくタイトルを言うだけでもアウトになるようになってしまったそうである。
皮肉にも、名前を言ってはいけない曲になり、禁忌の何かのような扱いをされることになった(もっとも歌詞の内容からしてそうなるのも仕方ないのだが)。
当初は「粛聖☆ブタバコミュニケーション!!」という曲名にする予定だったが、IOSYS側から「万が一メディア露出が増える可能性」を考慮して止められている。
MVのなかでのダンスがあまりにもネタにされすぎたのか、後の新曲『うい麦畑でつかまえて』でも一部のダンスが流用されていたり(しかもロリういではなく16歳ういの姿で踊っていたり)と完全にミームとなりつつある。
楽曲
Vocal:しぐれうい(9さい)
Words:まろん(IOSYS)
Music & Arrange & MIX:D.watt(IOSYS)
Illust & Animation:ががめ
Illust:しぐれうい
Movie:鬼灯わらべ
Narration:犬山たまき
Recording Engineer:丸岡詩織(studio MSR)
Mastering Engineer:片田浩史(Sony Music Studios Tokyo)
関連作品
周囲への波紋
同楽曲がバズりまくったせいで、内容に嫌悪を示す人々の層にまで達してしまったことが挙げられる(配信から半月ほどで2000万再生するほど)。
歌詞全体で見れば「ロリコンはよろしくないがういビームで赦される」「メスガキに罵られたMが有難がる」というある種の電波ソングとなっており、昨今では「ロリコン」というワードがネット文化の一部になりつつある。
しかし、VTuber文化を知らない・ネット文化に疎い(あるいは知っていても苦手)という層からは否定の声が上がっている。
そのため、この曲を薦める時には相手がきちんと受け入れてくれるかどうかが重要である。
そして、流行にあやかってSNSに「踊ってみた」を投稿した結果、炎上するケースが発生した。
一例を挙げると、
- 防犯ブザーの販売元であるアーテックが、楽曲MV内のイラストに登場する防犯ブザーと自社の商品に似ている点に触れて喜ぶ内容のツイートや楽曲に合わせて社員が踊った動画をTikTokに投稿したことが批判されたケース
- 元うたのおにいさんである横山だいすけがTikTokに同楽曲を使ってダンスをしてしまい批判を浴びたケース
どちらのケースも「子供」が大きく関わっている会社・職業である(前者は子供の安全・後者は子供の教育)。
共産趣味界隈ではそのタイトルから早速ラヴレンチー・ベリヤやスターリンをネタにしたMADや金正恩に置き換えた替え歌が作られた。(この場合、タイトルはたいてい「粛清〜」に置き換わっている。)
関連タグ
アウラ・マハ・ハイバル…機動戦士ガンダムSEEDFREEDOMの登場人物で、見た目がロリであること、「レクイエム」という戦略級ビーム兵器が登場(一応本作初出ではなく、前作から存在する)たことからネタにされた。後にうい本人がこれを捕捉し、SEEDシリーズの視聴を決意した。