純血派
じゅんけつは
神聖ブリタニア帝国軍内部にて、ブリタニア人至上主義を掲げる若手軍人の新興派閥。
結成者及びリーダーのジェレミア・ゴットバルト辺境伯を筆頭として、次席にキューエル・ソレイシィ、ジェレミアの副官を務めるヴィレッタ・ヌゥが中心人物となっている。
『軍内部の人員は、騎士ではない一般兵に至るまで純血のブリタニア人が務めるべき』という具体的な思想と目標を持っており、名誉ブリタニア人の排斥と制度の全廃を訴えている。
文字通り『純血』を意味する赤を共通のテーマカラーとしており、メンバーは全員軍服に赤い羽根を象ったバッジを付けている他、メンバーが搭乗するサザーランドもファクトスフィアと肩部アーマーを赤く染めた専用の機体を用いている。
物語当初、上記中心人物3人全員がエリア11総督クロヴィス・ラ・ブリタニア直属の配下であることから、エリア11以外での影響力は左程強くないものの、同地で地盤を固めた後、何れはブリタニア軍全体への勢力範囲拡大を目論んでいた。
少なくない数のブリタニア人から支持を集めている一方で、勢力範囲拡大のため、戦地へ積極的に赴いては任務を精力的に行うことで実績集めに奔走しており、場合によっては非純血派の兵士から仕事を奪うような強引な手法すら厭わないため、厄介者扱いされている一面もある。
また、一際高い皇族への忠誠心と如何なる任務も厭わずこなす積極性から、自身で荒事に臨むことを嫌う総督クロヴィスには重用されており、直属部隊に抜擢されるなど、既にエリア11内では、他の兵士や騎士たちに先んじる権利を得ている。
しかし、一方でクロヴィスが推進しているイレヴンへの宥和政策には難色を示しており、皇族批判に繋がるため表立って不満を口にすることはないが、弾圧をもっと強めるように訴えかけている。
クロヴィスの死とその副官であったバトレー・アスプリウス将軍の失脚後、ジェレミアが次期総督赴任までの代理執政官としてエリア11の管理を一時的とはいえ完全に掌握、その間に勢力の更なる拡大を狙い、クロヴィス暗殺事件を独自に調査していく。
そして、名誉ブリタニア人にして、その中でも破格の待遇を受けており、そして経歴も曰く付きであった枢木スザクを捕縛、彼をクロヴィス暗殺の犯人として仕立て上げ大々的に宣伝することで、ブリタニア人のイレヴンへの反感増大と純血派の支持拡大を同時に狙う策略に出る。
しかし、突如現れた黒の騎士団総帥・ゼロの『絶対遵守のギアス』にジェレミアが洗脳され、枢木スザクを解放した上でゼロ一行を逃がし、更に重大な疑惑の濡れ衣を着せられたことでジェレミアが失脚してしまう。
その影響から同胞たるブリタニア人からの支持すら失墜してしまい、彼らがそれまで築き上げたエリア11における基盤は一気に崩壊してしまった。
その後中心人物が全て表舞台から姿を消してしまったため、どうなったかは描かれていないため詳細は不明だが、おそらくは自然消滅していったものと思われる。
150年前の日本とブリタニアを舞台にした漆黒の蓮夜でも、ロレンツォ・イル・ソレイシィが率いる勢力として『純血派』が登場する。
ブリタニアの実権を握ろうとしていることしか明かされなかったが、おそらく蓮夜たちやヨーロッパから亡命してきた貴族のような移民を敵対視している勢力だろう。
ロレンツォの子孫であるキューエルがかつての『純血派』から名を取ってきた可能性が高い。
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