結婚前提戦士ラブラブファイヤーとは、1992年2月23日からから1993年3月21日まで「ダウンタウンのごっつええ感じ」の1コーナーで全43回放送されたヒーローコントコーナーであった。
結婚を前提に同居しているアキラとメグミのカップルが変身するラブラブファイヤーが、あらゆる悪と戦う。
ストーリーも1話で終わるものから、複数話にかけて展開するものまで幅広かった。
概要
前期は大ちゃん伯爵との対決をメインに据え、中期は2人の故郷・ベガ星に迫る隕石を破壊するために必要なアイテム・メサイヤストーン探し、後期はキナコを救うためのアイテムの薬草を探すのがストーリーの主軸だった。
ただ、メサイヤストーンも薬草も毎回手に入れたものは偽物ばかりで、本物は手に入らず仕舞いに終わり、途方に暮れるラブラブファイヤーは別の方法で事態を収拾するという、大河もののストーリーとしては斜め上の展開が用意された。
レギュラー
北川アキラ/アキラファイヤー(演・浜田雅功)
カメラマン志望の青年。実はベガ星人。
南村メグミ/メグッペファイヤー(演・松本人志)
アキラの恋人で通称:メグッペ。彼女も実はベガ星人。
アベカワ・モチット・キナコ(演・岸田今日子)
ラブラブファイヤーの2人が同居しているアパートの大家。
敵
大ちゃん伯爵(演・原田大二郎) 前半におけるラブラブファイヤーの敵。変装が得意。毎回ラブラブファイヤーの決め技「ラブラブ愛のフレッシュディナー」を浴びて消滅するもその度になぜか復活している。実はキナコと生き別れの弟。
恐竜テイキアツザウルス(演・福井敏雄)
クレオパトラ(演・真理アンヌ)
ビッグスフィンクス(演・オスマン・サンコン) クレオパトラが呼び寄せたエジプトの守り神。まんまスフィンクスの姿であるため動けず、オジンガーとグダグダの早口言葉対決でやり過ごした挙句逃げられてしまう。
魔女(演・沢たまき)
魔女の子分(演・池乃めだか) 魔女の呪文によって巨大化し、オジンガーと対決するが、自分から退散していった。
龍(演・八名信夫) 清の時代の中国の悪人が巨大化した姿。オジンガーとの対決の最中に突然子分2人が仲間割れを始め、その仲裁に追われる。フライングオジンガーとの空中戦ではパイ投げの応酬の末降参した。
巨大いん石(演・夏木ゆたか)
大タコ(演・ジミー大西)
ルパン三世(演・山田康雄) アニメにおける声の人がそのまま演じている。
ギャオス親子
キングギードル(演・レツゴー三匹) キングギドラのパロディ怪獣
ビタミンA・B(演・ポップコーン)
デスキラー(演・加納竜)
メカニック
ゲタッカー
アキラファイヤーのゲタがラブラブパワーで巨大化した車。ゲタウイングという翼を出すこともできるが、飛行機能はない。
オジンガーZ(下イラスト)
ラブラブファイヤーの乗る巨大メカロボット。その姿は作務衣を着たスキンヘッドの老人そのもの。ラブラブファイヤーがキナコからもらった2つのラブラブペンダントを合わせると、どこかのプールサイドに模した発進口から発進する。武器は手を始めボディの至る部分から発射できるビームと両腰に装備した「入れ歯ミサイル」。タイムマシンの機能を有したり、“怒り”のエネルギーでスーパーオジンガーにパワーアップしたり、飛行形態の「フライングオジンガー」に変形したりする。頭部の目の奥に操縦席がある。演者が半ば素人であるため、操縦者であるはずのラブラブファイヤーがオジンガーに振り回されるシーンも多々あった。登場BGMは「マジンガーZ」のオープニング主題歌のインスト版で「オジンガーZ!」という水木一郎のシャウトが入っている。後期ではオジンガーの母という謎の人物の手で頭部にボタンが付き、これを押すことによって伸縮自在となり、ラブラブファイヤーと行動を共にするようになった。
鉄人2888
大ちゃん伯爵が対オジンガー用に建造した巨大ロボット。その姿はピンクの作務衣を着た老婆そのもの。名前は「てつじんにじゅうばばばー」と読む。登場BGMは「鉄人28号」のオープニング主題歌を加工したものが使用された。頭の丸髷部分がコクピットになっており、分離して大ちゃん号という円盤になる。大ちゃん伯爵の帰星後は助っ人としてオジンガーに加勢するようになる。
スイムオジンガー
余談
番組のキャスト・スタッフロールには一切名前が出てないが、ナレーターは若本規夫が担当。コーナーのテーマ音楽には「流星機ガクセイバー」のテーマが使用されている。
関連イラスト
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