プロフィール
人物像
『怪盗セイント・テール』の主人公。
聖ポーリア学院に通う中学2年生の普通の女の子。
深森聖良とは無二の親友かつパートナー。夜になると、密かに家を抜け出して怪盗セイント・テールに変身して迷える子羊たちを救っていく。盗みの手口や一部明らかに手品では説明が付かない手品の腕は両親譲りで、かなりのもの。
家は住宅地にある洋風2階建ての一軒家。
父は売れっ子マジシャンの羽丘源一郎。母の羽丘映美は、もと怪盗の専業主婦。
両親は芽美にそれぞれの後を継いでほしいという思いで競い合っているようだ(ただし励ましているだけで強制はしようとせず、 後述するように実際には期待が低いようである)。
手品の基本は小さい頃父に習ったが、「一人前のマジシャンになるまでは決して人前でやっちゃいけない」と戒められたことで、そのため怪盗の活動以外では誰にも手品を見せない。
ちなみに源一郎が「どうせできっこない」と思い込んで過失でタネがバレないようにこの制限を設けたが、実際は芽美はその時からこっそり練習して、父よりも上手になったほどもう一人前のマジシャンになったとも言えるのに源一郎にはまだ知らず、秘密のままである。
運動神経は抜群で体育が得意…というか完全に中学生レベルを超えた身体能力を披露している。(特にTV版)。逆に勉強は苦手で、首席のアスカJr.が教えるようにと教師が言いつけるほど。
甘いものと可愛いものが大好き。
非科学的なことや非合理的なことが気に入らないアスカJr.に対して「不思議なこと」を想像するのが好きで、むやみに理不尽なことを信じるほどではないが自分の世界に入り込んで周囲の声が届かなくなることもある。
明るく元気だが、慌て者で涙もろい一面も。ただし、セイント・テールになれば気が大きくなることで普段より度胸がよくなる。
根は非常に心優しく、「ひどーい!」「あったまきたー!」と困った犯罪被害者のために憤慨することが多い。そのためかアスカJr.に侮辱されてもなお、「諦めないで」と努力を励まし、やがて彼の誠実な情熱に惹かれていく。
とはいえ実際のところ、自尊心が危険なほど低い。
自己犠牲というより誰かを助けようとしながら崩壊までも自分の気持ちを無視する傾向がある。
怪盗の活動を始めたきっかけはマジックを披露するためだったが、「困ってる人を放っておけない」「(誰も知らないだろうのに)やらないとセイント・テールの名が廃る」というなど、前述の優しさの結果困っている人を救う義務だと考えている側面もある。
また、 アスカJr.に本当の気持ちが伝えられないのは「正体を隠すのはだましてるのも同然だ」という罪悪感や「彼にとってセイント・テールに比べて“羽丘芽美”がやることは価値がない」(手品で言えば、セイント・テールというマジックのタネである羽丘芽美がバレたら意味がなくなるという発想に近いと言える)という自尊心欠如。
そのため、アスカJr.が「羽丘芽美」を無視してセイント・テールにしか興味がない(と見える)ことに複雑な気持ちを抱いているが、 素直にセイント・テールとして彼の真心を引き出しようとする。
原作・アニメ版共に紆余曲折の末にアスカJr.と結ばれて8年後に婚約。
容姿
外見も母譲りの美少女である(クラスメイトから「髪がきれい」という発言が描かれている) 。髪型は姫カット。作者曰くサイドの髪はもみあげではない。
原作短期連載時はメガネをかけていた。ちなみに遠視用。
「追われる立場」と言う事もあってか古今東西のヒロインの中で見返りや後姿が最も印象的なキャラである。
8年後、その頃には特徴的だったロングヘアーをばっさりカットし、ショートヘアーになった。
これはセイント・テールにはもうならないという決意の現れとのこと。
関連イラスト
余談
アニメ版では変身ヒロインのお約束で変身シーンで裸になるのだが第1エンディング映像や第1オープニング・エンディング収録のCDジャケット、第3エンディングテーマのCDジャケットでも裸が描かれている辺り、当時の情勢が表れている。
関連タグ
怪盗セイント・テール セイントテール 怪盗セイント・テール(キャラクター)
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