日語:職業革命家
露語:Революционная оккупации
英語:Revolutionary occupation
この単語はウラジーミル・イリイチ・レーニンが自身の身分を名乗るときに使ったことで知られる造語。
具体的には彼の著作物である「何をすべきか? (Что делать?)」において「革命を目指す政党」の条件として、少数精鋭の秘密結社に近い政党( 前衛党 )であるべきとし、この職業の人物を中心として運営される、と記述したことによる。
この考えは当時のロシア帝国には言論の自由などが存在せず、対立派閥が主張した「大衆に開かれた政党」が絵空事に過ぎないことを前提としている。
この概念はマルクス・レーニン主義を柱とする政党、特にコミンテルンの系譜にある各国の共産党の党原則のうちの一つとされ、現在でもキューバ共産党の首脳は革命家とされている。
日本においては
日本においてはよど号ハイジャック事件のメンバーの一人が裁判の際この職業を名乗ったり、日本共産党の中の人が使用したりしている( ただし彼らの中には共産貴族と呼んだほうが良かったり、レーニンが生きていたら左翼小児病だの極左冒険主義だの罵倒されかねない立場や行動をとった人間も含まれるのだが )。
有名な職業革命家の例
ソ連
それ以外
- 毛沢東 ( 中華人民共和国 )
- フィデル・カストロ ( キューバ )
- ホー・チ・ミン ( ベトナム社会主義共和国 )
- 金日成 ( 朝鮮人民民主主義共和国 )