概要
てんとう虫コミックス第45巻、藤子・F・不二雄大全集16に収録。
未来の世界で観察用に用いられいるプラモデルのひみつ道具であり、卵から育つ動物ならなんでも用意されている。
孵化してから10分で成長し、成長しきるとまた卵に戻るが、停止液をかければ成長した状態を維持させることができる。
大山版で1回、水田版で2回(2006年、2022年)アニメ化されている。
アニメ版における相違点
大山版
- スネ夫が皆に自慢したガレージキットの恐竜のプラモはいとこに頼んでアメリカで買ってきてもらったことになっている。
- ドラのびが作った蝶のプラモの成長時間が1分に変更されている。
- スネ夫がドラのびから奪い作ったプラモはウルトラサウルスに変更され、完成して庭にセットしてからすぐに育っている。また、全長30m、体重130トンと、詳しい特徴も述べられている。
2006年版
- ドラのびに嫌いなカエルのプラモを見せられ、怒ったしずかが帰ろうとする描写がある。
- しずかがのび太の家に行っていた間、ジャイアンは空地でスネ夫に歌を披露していた。
- スネ夫がドラのびから奪い作ったプラモはウルトラザウルスと微妙に名前が変更。そしてこのプラモは、原作では庭に軽く埋めた状態になっていたが、こちらは専用の台が付いていて、スネ夫の部屋に置いてあった。
- ウルトラサウルスが孵化したのがその日の夜になっており、原作では庭をめちゃめちゃにしただけだったが、こちらでは室内で育ったため、骨川家を内部から突き破った姿になっている。また、この時、スネ夫のパパは入浴中だった。
2022年版
- 冒頭でスネ夫がガレージキットとはどういうものなのかを説明している。また恐竜の種類も変更されている。
- 道具はドラえもんが自ら出している。
- スネ夫がのび太の部屋を覗くために上ったのは木。
- 幼虫が孵化してから羽化するまでの過程が丁寧に描かれている。
- ジャイアンとスネ夫は空地で肉まんとピザまんを食べていた。
- しずかはカエルが嫌いではなく苦手になっている。
- スネ夫が奪って行ったプラモは卵と停止液のみ。
- スネ夫は2006年版同様スーパーサウルスに変更。プラモは大山版同様すぐに育っている。