概要
愛知県豊橋市北島町北島に位置するJR東海飯田線の駅。駅番号はCD01。
1927年6月1日に豊川鉄道の新船町停留場として開業。新と付いているのは1900年に隣接地に船町貨物駅が開設していたためである。
駅開設と同時に愛知電気鉄道が線路を共用して豊橋駅への乗り入れを開始している。
1943年8月1日の国有化に際し現駅名の船町駅に改称。船町貨物駅は豊橋駅に統合されたが、1998年に貨物列車の乗り入れを終了、2006年にトラックで代行輸送を行うコンテナ取扱基地「豊橋オフレールステーション」に改称された。
開設以来愛知電気鉄道→名古屋鉄道の列車は当駅には停車せず、1991年以降は飯田線普通列車でも当駅を通過する列車が多い。
駅構造
築堤上に位置する島式ホーム1面2線の地上駅。
低いガードの脇に小さな駅舎があり、そこから上下線に挟まれた狭い階段を登ってホームに向かう。
開設時は有人駅だったが、1969年の業務委託駅化を経て1984年に無人駅となった。
隣の駅
豊橋貨物駅
船町駅北東に隣接する貨物駅。1900年の開業時は船町駅だったが、1943年の国有化の際に豊橋駅に統合された。
1955年に佐久間ダム建設に備えて駅施設が拡張され、貨車操車場としての機能が強化された。
1969年以降は養鶏場への飼料輸送の中継基地として使用されていた。
しかし1970年代後半から利用の低下に伴い中継基地は閉鎖、1984年にはヤード集結系貨物輸送の終了に伴い操車場としての役目も終え、1998年10月3日より貨物列車が発着しない自動車代行駅に変更。
2006年4月1日にコンテナ取扱基地「豊橋オフレールステーション」に改称された。
トラック便は西浜松駅との間に1日3往復設定されている。
線路は残されているが車止めが設置されており、旅客駅側とは分断されている。