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概要編集

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。戴国の人物。


驍宗麾下の寵臣の一人、驍宗登極後の朝では夏官長大司馬を務めていた。白いものの混じる髭をしている。


作中での行動編集

黄昏の岸_暁の天』では文州で土匪の反乱が起きた際、主だった寵臣の中で誰が派兵されるかの会議が行われ、その場に立ち会っていた。

その後、白圭宮にて鳴蝕が起きた際も居合わせ、王と麒麟が生死不明のまま失踪、その場合、慣例として王に代わり指揮をとらねばならない冢宰の詠仲が、蝕により大怪我を負い職務執行が不可能。その次に権を持つ天官長・皆白も瓦礫に埋もれ行方不明という、前代未聞の事態にどう対応すべきか、その場に居合わせた者たちの間で議論が紛糾した。

その際“__主上がお戻りになるまでの間、誰かが朝廷を束ねるということであれば、正頼でも良いだろう。だが、これはそういう問題ではあるまい”と、事態の深刻さに言及した。


白銀の墟_玄の月』では、驍宗への大逆が起こった後、謀反の疑いをかけられ潭翠らと共に王宮を出奔したのち、委州において処刑されたとされている。


人物に対する描写編集

(文州で反乱が起きた際、すぐには動かず、乱に乗じる土匪たちを待って一網打尽にしたほうがいい旨を提言し)、巌趙“相変わらず血も涙もない親父だな”、芭墨“なんの。血や涙があれば夏官や軍吏になど、なるはずがなかろうて”、というやり取りをした。


関連タグ編集

十二国記 戴国 驍宗

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