CV/俳優
ヤマトの機関室に勤務する乗組員。小太りの体形にやや長めで右目が隠れがちな前髪の青年で、機関長・徳川彦左衛門の片腕的存在。
旧作は、薮と間違えられるが、藪である。
初代での概要
役職は副機関士で、名前だけ第5話で登場している。名前のよみはやぶすけはる
企画段階では反乱の首謀者を真田志郎とする予定だったが、脚本家が反乱首謀者を徳川彦左衛門と誤認してしまい、その伏線に彼を焚きつける人物として藪を置いた。結果として脚本家はミスに気づいたものの、徳川機関長の性格から反乱首謀者には無理があるとして、先の伏線を「叛意の前兆」と読み替えて活かし、藪が反乱首謀者となった。
藪の反乱
イスカンダル滞在中には藪の考えに同調する12人のヤマトクルーと共に森雪を人質に取ってヤマトから脱走。ダイヤモンドで構成された島に残留することを宣言。この時古代進の命令や警告を無視したり嘲笑したりしたことがスターシャの心象を悪くし、古代たちから地球への移住を勧められた際も移住を断る姿勢を見せた。
なお藪他12名の反乱者は島が地殻変動と津波に襲われたことで死亡した。森雪は助かっている。
2199での概要
初代のリメイク版である2199では、新たに三重県出身の33歳という設定が付加され、名前のよみがやぶすけじに変更された。
体つきはやや肥満体型、顔つきも弱々しく、頭にアホ毛も生えている。
階級は一等宙曹。徳川彦左衛門の愛弟子で、ヤマト計画発動前のメ号作戦時にはキリシマに乗艦していた。ヤマト計画発動後はヤマト機関科で徳川や山崎奨の下で働いている。
機関士としては一流だが、基本的に疑り深い性格で何か事あるごとに不安や疑問の声を上げ、エリートは意外に脆いという考えを持っている。
活躍
太陽系赤道祭の頃から新見薫のことを若干気にしており、後に彼女のカウンセリングを受けている。その後ビーメラ4では機関科の崎山克典や早乙女友治と共に反乱に加担。徳川と山崎に向かって震えながら銃口を向けた。
反乱失敗後は営倉に入れられ、七色星団海戦時に死亡したかに思われたが、実は生き延びており保安部長の伊東真也と共にコスモシーガル内に身をひそめていた。
七色星団海戦で受けたダメージの修理、物資補給のためガミラスの収容所惑星レプタポーダに立ち寄った際、調査のためにコスモシーガルで出撃した古代は藪と伊東の存在に気づかず、そのまま出撃し錯乱。銃の暴発によってシーガルはレプタポーダに不時着し古代、伊藤らとともに捕虜となった。
収容所への移送直後、囚人たちによって起こされた反乱による混乱で古代たちとはぐれ、収容所で一人怯えていたところを囚人たちに発見されパニックとなる。しかし手錠をかけられていたことから同じ囚人であると判断され、渡された武器を手に反乱に加担。ヤマトに戻ること無くヴォルフ・フラーケンに拾われ、ザルツ人のヤーブ・スケルジとして次元潜航艇UX-01に乗艦している。