………覚悟しろ、東電の犬。
プロフィール
概要
「ケンガンアシュラ」で開催された拳願絶命トーナメントにおける、あじろ水産代表闘技者。
あじろ水産の専属漁師で、この道40年のベテラン漁師。ツナギにねじり鉢巻、髭面とスキンヘッド、2m超えの巨躯が特徴的。酒豪である。
人喰いホホジロザメを海中で絞め殺す、暴風雨吹き荒れる中で難破船の乗組員全員を単身で担いで泳ぎ救出する、日本領海内に不法侵入した環境保護団体『シーチェパード』の船舶を撃沈して国際テロリストを捕らえる、などの伝説を持っている。
東洋電力会長の速水勝正より、漁港を閉鎖されたくなければ東電の駒としてトーナメントに参加するよう要請を受ける。
だが、予選突破後に差出人不明で送られたフラッシュメモリにより、最終的に約束が反故にされて漁港が再開発される計画を知らされて、速水に反旗を翻すことを決意。
1回戦で八百長により本来敗北予定であったが、速水への謀反から本気で仕合に臨む。
「ケンガンオメガ」ではタイミングがが合わず話題に上ることはあるものの今の所、試合には出ていない。
戦闘スタイル
格闘技の経験はないが、長い漁師生活で培った技術を応用した技を持つ。
驚異的なタフネスと張り手一発で人を吹き飛ばすパワーを持つが、普段は漁師特有の職業病である「陸酔い」(おかよい)を常時患っているために本調子ではなく、全力を出すには意図的に平衡感覚を狂わせなければならない。
万全の状態ではアダム並の体幹の強さと沢田並の平衡感がフルに発揮され、巨体からは想像できないような身軽な動きを使う。
主な技
- 鯨葬(ゲイソウ)
銛を撃つ動作そのままに、大上段から渾身の拳を振り下ろす。
- 活け締め
魚で脊髄を破壊して鮮度を保つ活け締めの技術を応用、人体の急所である脊髄に衝撃を打ち込むことで一瞬意識を飛ばす。まともに受けた相手は次の一撃を無防備な状態で受けることになる。
本編での活躍
トーナメント予選のバトルロイヤルでは他の予選参加者を次々と蹴散らし、名の知れた闘技者である原田徳治郎と対戦。
『ハラトクラッシュ』なるラッシュ攻撃を受けながら反撃の張り手一発で吹き飛ばすタフネスを見せ、十鬼蛇王馬、理人、沢田慶三郎、ハサドと共に予選を突破する。
トーナメントでは1回戦で鎧塚サーパインと対戦。八百長により敗北予定であったが、速水への造反からサーパインを潰すため本気で仕合に臨む。
サーパインの頑強さにダメージを受けながらも互角の攻防を行い、最後の攻防で鯖折りを決めるが、直後にサーパインの肘打ち下ろしを頸椎に受けてしまい、敗北した。
その後、速水のクーデターが起こった際には守護者と戦っている。
最終日では他の闘技者たちと共に残る試合を観戦した。
敗れはしたもののサーパインとは懇意な様子で、拳願絶命トーナメントでも、後継作ケンガンオメガの『煉獄』との交流戦でも彼と一緒に観戦している姿が見られる。
また"ちょい足し"ではシュール系ギャグでの相性が良いと思われているのか、なぜかガオラン・ウォンサワットと絡ませられることが多く、2人で4バカに匹敵する出演回数を誇る。
余談
- 原作者のサンドロビッチ・ヤバ子は、後に「ケンガンアシュラ」の担当となる編集に声をかけられるほんの一週間前まで、本気で漁師になるつもりであったという。なので賀露の姿は、パラレルワールドの原作者の姿なのかもしれない…。
- "賀露"や"あじろ"などはいずれも原作者の出身地・鳥取県ゆかりの名前である。