「お前知ってたな?知っていてなぜ俺から離れない!?お前を利用していたんだぞ!!」
「言わなきゃわかんない?」
概要
なお、赤井秀一役を演じる池田秀一氏と宮野明美を演じる玉川砂記子氏は夫婦で、「ガンダムシリーズ」でも恋人関係にあるキャラを演じたことがある。
2人の関係性
宮野明美が運転する車にわざと轢かれるという当たり屋行為で、彼女との縁を作った諸星大。その後ふたりの距離はあっという間に縮まり、恋人関係になる。
諸星の正体はFBI捜査官の赤井秀一であり、そんな彼の目的は黒の組織に潜入することだった。明美に近付いたのも、彼女を通じて幹部であるシェリーこと彼女の妹の宮野志保と面識を持ち、上層部に推薦してもらうためだった。
諸星は思惑通り組織に潜入し、その有能ぶりを発揮して仲間として認められる。結果的に「ライ」のコードネームを与えられていることからも、彼が一定以上の信頼を得ていたのは明らかである。
その後ついに組織の大物であるジンとともに任務にあたることになった諸星は、またとない機会ということで、FBIの仲間たちとともにジンを捕まえようとするが、アンドレ・キャメルのミスによって作戦が失敗したうえ自身の正体もバレてしまう。
正体がバレた赤井は明美を残して組織から逃亡し、ふたりの関係は自然消滅してしまった。
組織は明美を「FBIを組織に引き入れた人物」として危険視し、ある仕事に失敗した理由で消そうと企んだ。だが、成功すれば妹と共に組織から抜けさせてやると持ちかけられた明美は銀行強盗を実行し10億円の隠し場所を教えなかったため裏切り者として始末された。
明美はそれでも赤井(諸星)のことを愛していたようで、例の強盗事件を実行に移す前、
『大君…もしもこれで組織から抜けることができたら 今度は本当に彼氏として付き合ってくれますか? 明美』
というメールを送っている。ちなみにこのメールの最後には「P. S.」の文字があったが、その内容については不明。
一方の赤井もいまだにこのメールを消さずに保存しており、彼なりに彼女を大切に想っていることがうかがえる。
余談
赤井の母親はメアリー・世良だが、彼女は宮野姉妹の母親である宮野エレーナの実の姉。
つまり赤井と明美、そして志保は従兄妹同士の関係にあたる。
ふたりが自分たちの血縁関係について知っていたかどうかは不明。
伏線
コミックス37巻FILE. 8「黒の組織との接触」にて、赤井が「思い出していたんだ…おまえによく似た女を…」と新一を思い出して涙していた毛利蘭に対して放った。この後には「平静を装って陰で泣いていた…バカな女の事をな…」と続く。
志保から見るとしっかり者で明るいイメージのある明美だが、赤井の前では弱みを見せることもあったのかもしれない。
また「黒の組織と真っ向勝負満月の夜の二元ミステリー」以降、哀が蘭に姉の姿を重ねている場面が何度かあることから、間接的に明美と赤井の関係を推理することができる。
2人の関係はジョディやジェイムズも詳しく把握しており、明美がFBIに利用されたと知った後も赤井を忘れられなかったこと、赤井の方も明美を本気で愛していたであろうことを理解している。
pixivでは
本編での2人の様子は赤井の回想からしか窺い知ることができないので、「きっと見えないところでこんなことをしていたのだろう」と想像したものが投稿されている。
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表記揺れ
※人名とかぶってしまうため赤明を推奨。