逆神サマが憑いている!

さかがみさまがついている

『週刊少年チャンピオン』2017年32号（7月6日発売）に掲載された潮里潤の読み切り作品。

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目次 [非表示]

1 あらすじ

2 登場人物

3 作者について

4 関連タグ

5 外部リンク

秋田書店『週刊少年チャンピオン』2017年32号に掲載された読み切り・全28ページの漫画作品。

ジャンルはお色気漫画で、小さくなった主人公が女の子の服の中に侵入してあんなことやこんなことを……と言うシチュエーションは30年以上前に『マイクロボーイ』や『どっきりマイクローン』で見られたが本作では主人公が縮小化した状態であることが最初からヒロインに認識されている点や、縮小化してしまった原因が一種の呪いに当たるため「現状に満足すると元の大きさに戻ってしまう」と言う点が主な特徴に挙げられる。

また、本作のキャッチコピーは「桃色シュリンカーラブコメディ」と、商業作品では恐らく初めて縮小化した状態の人間を指す「シュリンカー」と言う単語を使用している。

あらすじ

住吉好彦は背の低さが理由で片思いしていた女子に告白して振られてしまい、ふと通りかかった神社で「身長を伸ばしたい」と願掛けをする。その様子を見て巫女の坂上いおんが慌てて止めに入ったものの時既に遅く、好彦の願い事は“反転”した状態で叶えられてしまった。

気を失った好彦が目を覚ますと、さっき止めに入った巫女がこたつで転寝をしている所だったが何かがおかしいことに気付く。まるで巨人──いや、正確には自分が小さくなってしまったらしい。そうこうしている内にいおんが目を覚まし、坂上神社の祭神である逆神（さかがみ）が好彦の「背を伸ばしたい」と言う願い事を反転させた状態で叶えてしまったことが縮小化の原因であること、宮司の父は失踪中で神社にはいおん1人しかいないため、父が戻って来るまで好彦を元に戻す方法はわからないと言うことを告げる。

他にどうすることも出来ず当面いおんに保護されることになった好彦は制服の胸ポケットに入れられた状態で過ごすことになるが、授業中にいきなりポケットの内側が破れてブラジャーのカップの中へ転落してしまう。好彦が目の前にあるピンク色の突起に気付いて戸惑っていると、異変に気付いたいおんがポケットの中身を確かめようと手をはたき始めたため好彦はその衝撃で突起の先端に顔を突っ込んでしまい、滑り落ちないよう両手でおっぱいを鷲掴みにして無我夢中で突起の先端に歯を立てた。不意に性感を刺激されたいおんはビクッと体をよじらせ、好彦はブラの内側からいおんのお腹を滑り落ちて頭から内股に突っ込んでしまう。いおんは好彦の予測不可能な動きで立て続けに性感を刺激され、授業中なので喘ぎ声を漏らさないよう我慢するが、内股の締め付けから脱出した好彦は至近距離でいおんのパンツを見て理性が吹っ飛んでしまい、神秘のヴェールの内側へ侵入を試みた。

次の瞬間、突如として好彦の体は元の大きさに戻り、その衝撃で制服を引き裂かれて他の生徒の前で半裸を晒してしまったいおんの延髄斬りが好彦を直撃してそのまま気絶してしまう。

好彦はパンツの中に侵入しようとした時に「このままでいいかも」と思った（＝逆神の願いに逆らった）のが元に戻れた理由だとわかっていたが、いおんにそんなことを言えるはずもなかった。そして、元の大きさに戻ったとは言え隣を歩くいおんの方が自分より背が高いことに好彦が気付いた次の瞬間、再び逆神の願いの反転が発動して好彦の体は縮小してしまう。落ち込む好彦にいおんは「ずっと1人だったから一緒にいられるのが嬉しい」と打ち明け「でもHなことはダメですよ」と釘を刺しながら2人で坂上神社への帰途に就くのであった。

登場人物

住吉好彦
- 主人公。背が低いため片思いしていた女子に告白して振られたのを機に神頼みで背を伸ばそうとしたところ、逆神による願いの反転で体が小さくなってしまう。

坂上いおん
- ヒロイン。高校2年生。坂上神社の巫女だが霊能力は持っておらず、本人曰く巫女衣装は「ただのコスプレ同然」。坂上家では代々の神職が願いを反転させて叶える逆神の力を抑えて来たが、当代の神職であった父親は神社の経営難で失踪してしまったので、願いの反転で縮小してしまった好彦を保護して2人で暮らし始める。