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概要編集

てんとう虫コミックス23巻及び、藤子・F・不二雄大全集8巻に収録「透視シールで大ピンチ」に登場。


目の描かれたシールで、これを本、封筒、ノートなどの透視したいものに貼っておくと、その中身を専用の透視台を使ってみることができる。


ちなみに透視台のスクリーンに落書きをすると、それがシールを貼った物にも自動的に書き込まれてしまうので注意が必要だが、スクリーンの落書きを消せばシールを貼った方の落書きも消すことができる。


下記の2024年版では、のび太が透視台を操作した際、シールを貼ったノートが表示され、選んだノートの中身が画面に映し出される描写が追加された。


ストーリー編集

のび太しずかが話していると、そこに出木杉がノートを持ってやって来て、しずかもこのノートを嬉しそうに読むので、のび太は何のノートか聞くが秘密と教えてくれなかった。帰宅したのび太はドラえもんに「出木杉は人類の敵だ」と言い放ち、どうしてかと聞かれ出木杉の色々な特徴を列挙するがどれも良いところばかりで、ついにのび太はふて寝してしまう。


そんな時、ボールペンとシャープペンシルを送ってくれた叔父さんへのお礼の手紙を書くよう、ママが言いに来たため面倒くさがりながらも書くことにした。そして手紙を書き終え出しに行こうとしたが、のび太は「太」を「犬」と書き間違えたかもと思い、封筒を破くのもばからしかったため、ドラえもんに透視シールと透視台を出してもらい確認すると、太と犬が混ざり点が二つ付いていたため、大丈夫だと判断し出すことにした。


それからのび太はこれらを使って出木杉の宿題のノートを盗み見ることを思いつき、昼休みで皆が教室から出て行った隙にノートにシールを貼ることにした。そして帰宅し道具を使ってノートをスクリーンに映し、宿題を次々に写し終え社会のノートを見ようとしたが、映し出したのは出木杉としずかの交換日記で、この内容中に自分を邪魔者のように書いていたため、のび太は腹を立て「バカ」「まぬけ」「アホ」「ピーマン」などと落書きをしてしまった。


だが翌日、交換日記に落書きが移っていることが発覚し、しずかは出木杉がやったものだと泣き出していまうが、出木杉は犯人は自分ではなく年賀状の筆跡と照合し犯人を特定すると言い出した。これにのび太は慌て出すが、なぜかノートから落書きが消えていた。不思議に思ったのび太は帰宅すると、ドラえもんが透視台の落書きを消していたことが判明。しかも消すのに苦労したという。そしてドラえもんから「もう二度と貸さないからな!!」と怒鳴られるも、のび太も今回ばかりは懲りて「僕もそんなもの、二度と見たくない」と一息ついた。



アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版水田版で各2回ずつ放送されており、放送日は前者が1981年2月12日及び2004年12月3日、後者が2006年5月26日及び2024年1月13日である。


1981年版編集

  • ママはのび太に伯父さんへの手紙だけでなく、早く宿題もするよう言っている。
  • のび太が見たノートの最初のページの日付は10月31日になっていて、次のページの日付は10月14日になっている。
  • のび太が出木杉のカバンからノートを出そうとするも、失敗する描写は省略されている。
  • 本編終了後のショートアニメドラえもんが透視台を操作していると、手前から透視シールを額に貼られ泣きべそをかいてるのび太が現れ、ドラえもんがにやけるというもの。

2004年版編集

  • サブタイトルが「透視シール」に変更
  • 冒頭のび太は昨日見たロボットアニメの内容をしずかに話していて、この時ピアノの発表会が近いことも聞いている。
  • のび太が帰って来た時ドラえもんは漫画を読んで爆笑していたので、のび太に「何がそんなにおかしいんだ!」と八つ当たりされた。
  • のび太が言った出木杉の特徴には料理上手も入って、この後の「嫌い」は「人類の敵」に変更されている。また、ママが来た際は宿題を今から宿題をしようと思っていたと言い訳をした。そして伯父さんへのお礼の手紙の内容があまりにも簡易で短か過ぎたため、ドラえもんから「もう少し心のこもったこと書けないの?」と言われている。
  • ドラえもんはのび太から「太」の字を間違えたかもと聞かされた際ずっこけていて、のび太が封筒を破くのを嫌がったのは、貼った切手が無駄になるからだった。ちなみに透視シールはのび太自身が封筒に貼っている。
  • のび太はシールだけでなく透視台もドラえもんから借りていて、皆が教室から出て行ったのは中庭でスケッチの授業があったから。
  • ドラえもんは「ミーちゃんが他の猫と仲良く歩いていた」とのび太の嘘に騙され部屋から出て行った。
  • のび太が見たノートの最初のページの日付は11月12日になっていて、次のページの日付は11月13日になっている。そしてのび太が読んだノートの内容は一部がカットされたり、オリジナルの文章が付け足されたりと微妙なアレンジがなされ、日記の内容のイメージ映像が映される演出がなされた。
  • のび太が書いた悪口には「あんもんたれ」が追加され、この後のび太は透視台を押し入れに放り込み、ふて寝を始め、その後騙されたことに気付き怒ったドラえもんに起こされたが、見間違いだったと言いドラえもんを何とか納得させた。
  • 落書きをしたことがバレて、しずかと出木杉に非難され、しずかが出木杉と結婚してしまうとのび太がイメージする描写が追加されている。そしてのび太はバレる前に謝ろうとタケコプターでしずか達の家に向かった。
  • のび太はラストでドラえもんが猛烈に怒られたが、ドラえもんが落書きを消してくれたと分かると、泣きながら「君は人生の恩人だよ!」と泣きながら抱き着きお礼を言った。

2006年版編集

  • 冒頭のび太はしずかと裏山で見た狸を見に行く約束を話していた。
  • のび太は出木杉のことをドラえもんに話した後、寝転がってはおらず、またやって来たママはのび太が嫌々に分かってると言ったため、分かってるなら早くしなさいと再度注意した。ちなみに伯父さんが送って来たのは国語辞典になっている。
  • のび太はドラえもんに言われそっと封筒の口を剥がして中身を確認しようとしたがダメだったので、ドラえもんに道具を出してもらった。そしてその後宿題のことを思い出した際、しずかか出木杉のを写させてもらおうかと思い、道具を使うことを閃いた。
  • 昼休み中皆が校庭でドッチボールをしている描写が追加されている。
  • のび太が見たノートの最初のページの日付は5月12日になっていて、次のページの日付は同月13日になっている。ちなみに出木杉が書いたページの内容は天体観測をしたことになっていて、科学博物館に行ったことは書かれていなかった。
  • のび太が出木杉のノートを取り出そうとした時、教室に入って来たのはジャイアンスネ夫で、スネ夫は忘れていたリコーダーを見つけ、のび太はジャイアンに急ぐよう背中を押されたことで落書きを消しそこねた。
  • 下校時のび太はしずかに公園に遊びに行かないか誘いをかけたが、やることがあるからと断られてしまった。

2024年版編集

  • 冒頭のび太はこないだ読んだ漫画をしずかに貸す約束をしていた。
  • のび太が言った出木杉の特徴のうち、男らしくては凛々しくてに変更されている。
  • のび太は伯父さんからもらったボールペンとシャープペンシルのセットを実際にドラえもんに見せている。
  • 2006年版と同じく皆は昼休み中ドッジボールをするつもりで校庭に向かっている。
  • ドラえもんは1人で遊んでくるよう無理やりのび太に押され部屋から追い出された。
  • のび太が見た交換日記には日付が書かれておらず、出木杉は風力計を使い損ねたのは強風だったからで、博物館に行った際見たのは恐竜の化石になっていて、2004年版と同じく日記の各内容のイメージ映像が映される演出がなされた。ちなみにのび太は落書きをした際、先ほどのボールペンとシャープペンシルを使用している。
  • のび太がノートの落書きを消そうとした際も皆はドッジボールで遊ぼうとしていて、2006年版と同じく教室に戻ってきたジャイアンとスネ夫に強引にドッジボールに誘われ消すことができなかった。
  • 落書きと年賀状の筆跡を比べるまでの間にはかなり間が取られ、その間のび太達に緊張が走る選出がなされた。
  • ドラえもんは透視台の落書きを消すのにアルコール液のようなものや水の入ったバケツも使用していて、この後テレビ画面に赤いペンで「おわり」と書かれ、本編は終了した。

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