鈴木先生(その他)
- 「鈴木」と名のつく人物への敬称。
- 40㍍PによるGUMIオリジナル曲「シリョクケンサ」のPVに登場するイケメン。
概要
『漫画アクション』(双葉社)にて、2005年6月7日号から不定期連載された。全11巻。
その後、同誌にて『鈴木先生外典』が連載された。
最初のエピソードに当たる『げりみそ』前後編が、読みきりとして掲載。
それが好評を呼び、連載化。作者の連載デビュー作となった。
今作のキーキャラクターである小川蘇美は、作者がそれ以前に描いていた短編『ポケットにナイフ』が初出であり、劇中のエピソードとして転用されている。
同様に、短編『掃除当番』もセルフリメイクされ、主人公・鈴木の教育方針を変えた重要なエピソードとして登場する。
上記二作は『掃除当番 武富健治作品集』に収録されている。
2007年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
ドラマ化され、2011年4月から6月までテレビ東京系列で放送。
2012年秋に同キャスト・スタッフによる映画が放送予定。
あらすじ
一部の問題児に時間が割かれがちな教育の現場に疑問を抱き、独自の教育方針を実践するべく、教鞭をとる毎日。
優等生や普通の生徒にこそ、心に闇を抱えていることがある。
給食時間の問題行動、給食メニュー廃止の是非、小学生との性の問題……。
それらの問題に、鈴木先生は教師として、ときに一人の人間として悩み、取り組んでいく。
そんな日々でストレスに蝕まれた鈴木に、A組の優等生で、鈴木にとって理想の生徒である小川蘇美が、夢の中で語りかけてくるようになる。
小川を性の対象として見てしまう"小川病"に悩まされ、恋人の秦麻美との関係もギクシャクしてしまう……。
テレビドラマ
2011年4月から6月まで、テレビ東京系列で放送された。全10回。
初回は15分拡大版。
原作者の武富健治いわく、実写ドラマ化は悲願だったという。
当初は河合勇人監督が映画化の企画を進めていたが、テレビ東京がドラマ化を提案した。
ドラマ化にあたって、原作では名前のない登場人物にもフルネームが設定された。
平均視聴率は2.16%。これはゴールデンタイムの番組としては著しく低い。
ただ、実際に視聴した層からは好評を得ており、その高評価と低視聴率のギャップがさらに話題を呼んだ。
ミュージシャンでラジオDJの宇多丸は「教育ドラマの教師像としては『金八先生』以来のエポックでは」と評した。
2011年6月のギャラクシー賞月間賞受賞。
キャスト
鈴木章:長谷川博己
秦麻美:臼田あさ美
山崎潔史:山口智充
桃井里香:田畑智子
足子瞳:富田靖子
伊福部直孝:斉木しげる
小川蘇美:土屋太鳳
中村加奈:未来穂香
岬勇気:西井幸人
竹地公彦:藤原薫
出水正:北村匠海
樺山あきら:三浦透子
河辺彩香:小野花梨
堀の内七海:松岡茉優
徳永雫:吉永アユリ
土田理沙:山口愛
入江沙季:松本花奈
神田マリ:工藤綾乃
主題歌
オープニングテーマ
ROCK'A'TRENCH「光射す方へ」
エンディングテーマ