概要
鎌倉幕府内の勢力争い、すなわち1247年に発生した宝治合戦で三浦泰村一族に味方し北条時頼に敗け没落した長尾家の生き残り。
マッドサイエンティストの上杉憲顕に拾われ実験動物にされる。麻の実と天狗茸で精製した薬物で満たされた部屋に入れられても長尾家再興という悲願を叶える為に正気だった事から上杉に気に入られる。
小手指原で弧次郎&保科弥三郎と激戦を繰り広げた事から上杉家への仕官が認められた。
中先代の乱より二年後の杉本寺での攻防戦時点では、主君である憲顕によって景忠と同じ体質の者から奪い取った筋肉組織の移植による肉体改造処置により飛躍的なパワーアップを果たした。
余談
景忠の血統はのち山内上杉家の家宰として「関東不双の案者(知恵者)」と称された白井長尾家の長尾景仲、景仲の孫で憲顕の子孫の上杉顕定とバチバチにやり合った長尾景春、景仲の外孫で扇谷上杉家の家宰として顕定や景春とやり合った太田道灌といった怪物を生み出している。
ちなみに先述の顕定や弟の上杉房能を討った長尾為景、為景の子で「北条」の名を受け継いだ北条氏康と死闘を繰り広げこれまた憲顕の子孫である上杉憲政から山内上杉家の家名と関東管領の職を受け継いだ景虎(上杉謙信)、謙信の後継者となった初代米沢藩主・上杉景勝を輩出した越後長尾家は景忠の養子・景恒の系統である。
景忠と憲顕の出会いは謙信出現に至る始まりであった。