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概要編集

戦闘マシンこと黒狼鳥イャンガルルガの中で、一際好戦的且つ狂暴な性質を持った極めて危険な特殊個体である。

過去に経験した死闘の激しさを物語るかのように耳の一部や左目を損失してしまっている事から隻眼の二つ名で呼ばれている。

気の遠くなるほどの数の戦いを経験した事で通常の個体とは比較にならないほど闘争心に溢れている。苔むしたように緑掛かった翼膜と尻尾が歴戦の強者感を更に強めている。(これは体内に保有する激烈な毒素の影響とされる。)

なお、健在の右目は常に赤く爛々と輝きを放ち、動く度に赤い軌跡を残す。まるで怒り時のナルガクルガ種の様に。

鳴き声も二つ名個体恒例のノイズが混じったような声に変化し、禍々しさに拍車がかかっている。

後述する戦闘能力と百戦錬磨の戦闘経験に裏打ちされた実力は相当なもので、熟練のハンターやパーティでさえも「狩猟される」側に追い込まれる場合も。その危険性は金獅子ラージャンや恐暴竜イビルジョーなどにも比肩しかねないとも言われ、ギルドから特別な許可を得た者でなければ狩猟に向かう事は許されない。


戦闘編集

新規モーション・強化モーションのオンパレード。


・後方に数歩身を引いてから小さくジャンプしつつ前進する跳び掛かりを2連続で繰り出す攻撃は、出が速くて攻撃後の隙の少なさもあって非常に厄介。しかも、一回ごとにハンターをホーミングする仕様。また予備動作が隙の大きいサマーソルト攻撃に酷似しているため、ハンターを惑わす。


・毒液の滴る尻尾を使った攻撃も大幅に強化され、尻尾回転攻撃は毒から猛毒に強化されている。更にサマーソルト攻撃を繰り出すたびに猛毒以上に強力な毒性を帯びた「劇毒」を飛び散らせる。(同じ劇毒の使い手である紫毒姫は下位スタート故に低レベル時は猛毒止まりだが、こちらはLv1から使ってくる。)

用いる劇毒の効果時間自体は非常に短く、わずか10秒。しかし、サマーソルト自体の高威力も相まって、あまり関係無い。猛毒状態を凌駕する勢いで減少する体力ゲージを見て、焦ったプレイヤーも多いだろう。尻尾を切断したいところだが、尻尾の切断は紫毒姫や黒炎王等と同様2段階になっているため、苦労する。

その代わり、一段階目の部位破壊で猛毒状態にランクダウンするようになる。つまり、打撃武器でも劇毒を封じる事が出来る。

スキル「毒耐性」で劇毒であるところが猛毒で済むようになり、尻尾の一段階破壊の時点で猛毒にランクダウンして無効化できるようになるため、付けて損は無い。


・姿勢を下げてから溜めを行い、猛烈な勢いで爆走するチャージ突進が追加された。異常なまでの軸合わせ性能で真横付近にいても追尾して突っ込んでくるほど。そして、攻撃力も非常に高く、風圧【大】が発生するというおまけ付き。

回避手段としては緊急回避が一番安定するのだが、ギリギリまで引き付けてはならない。回避前に風圧に拘束されてしまい、被弾が確定する。

ただし、予備動作が非常に長い上に、本人も疲れるのか攻撃後は確定で威嚇を繰り出すので、かの悪名高いノーモーション突進より幾分有情と言える。


・同様に悪名高いノーモーション嘴叩きつけ攻撃はその場で二回連続で放つものの他に、ハンターのいる位置に正確に飛び跳ねて叩きつけてくるというパターンが追加。軸合わせが優秀で剣士だけでなくガンナーにとっても危険な攻撃である。しかも一度に二回(怒り状態では三回)まで連続で使ってくる。

なお公式攻略本によると、隻眼の嘴を使った攻撃は属性やられにはならないが全て龍属性である。上位に進むと龍属性に弱い防具だらけになるので、より注意が必要である。(他に盾蟹種の突き上げやリオス希少種の一部攻撃にも含まれている。)


・その場での咆哮にティガレックス種同様の音圧効果が付加され、密着しているとダメージと共に吹き飛ばされてしまう。

武器編集

武器の方はデフォルトで毒属性付き、会心率ありで匠+2で白ゲージと紫毒姫リオレイアの武器と性質がほぼ丸被りとなっている。毒属性が付かない武器種もあり、こちらは鎧裂の武器と競合している。どちらとも上手く競合している。

アイルーが使える武器「隻眼Sネコ羽扇」の性能が高く、毒の効きやすい相手や各種鎧を封じられるクシャルダオラテオ・テスカトルに対して優位に立てる。

ニャンターのカモ⁈編集

ニャンターとはやはり相性が良く、ニャンター及びオトモのレベルアップに使われている。

水属性のブーメラン特化打撃武器(猛ハプルネコ銃槌等)を担いだブーメランニャンター4匹が集まれば、巨大×貫通ブーメランの技を維持しつつ立ち回ることで、怯み+スタン+疲労も相まってほぼタコ殴りにできる。

特に隻眼Lv10のクエストはニャンターの最終狩場として名高く、例外的な人気を博している。(高難易度故、殆どのLv10クエストが二つ名装備の完成後は敬遠される為)

塔の秘境という環境といい、ストレスを感じることもなく一方的な展開が続くため、HRP稼ぎとしても回されることが多い。

なお、手慣れたニャンターが集えば、野良パーティーでも0分針クリアが可能。

4匹の猫にボコボコにされる隻眼ェ…。

余談編集

・通常のイャンガルルガと比べてやや小柄な傾向がある。(超特殊許可クエストは例外)これは戦闘においては体格やパワーで劣りやすくなる弱点となり得るが、隻眼イャンガルルガは逆にその小柄な体格を活用した独自の戦法を取り入れ、自身の戦力を増強しているという。


・全体的に行動が激しいためかスタミナ切れの頻度が二つ名持ちモンスターの中でも群を抜いている。実際は怒り易いため分かり難いが、放っておくと勝手にスタミナを切らして動きが鈍くなることも少なくない。ソロでの攻略が最も易しい二つ名持ちモンスターと思われる。閃光玉をタイミングよく投げ続けることで一方的に殴り続けることが出来てしまう為、PTプレイ時ならハメも成立しやすい。


関連項目編集

イャンガルルガ 二つ名持ちモンスター

モンスターハンター モンスターハンタークロス

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